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「海洋2号」 海面高度の変化をセンチメートルレベルで測量

 中国の海洋観測衛星「海洋2号」が16日朝、太原衛星発射センターから打ち上げられた。国家衛星海洋応用センター主任で、「海洋1号」と「海洋2号」の地上局を統括する蒋興偉研究員によると、「海洋2号」は海面高度の変化をセンチメートルレベルで測量できる初の衛星で、設計上は4センチメートル以上の精度を誇る。「中国新聞網」が16日付で伝えた。

 蒋氏によると赤外線や可視光線を利用した光学的観測を行う「海洋1号」と異なり、「海洋2号」は能動型・受動型マイクロ波センサを利用したマイクロ波測量を行う。マイクロ波散乱計、レーダー高度計、マイクロ波放射計などのリモートセンシング機器を搭載し、中国近海および世界中の海面風場、海面高度、波、海面温度などの環境データを全天候下で測量することができる。

 「イメージ的には、『海洋2号』は海面『地形』の測量衛星とも言える」と蒋氏は説明する。「海洋2号」は海水面、海洋高度、海水温度の変化や異常を含む、風、波、潮、流れのデータをリモートセンシングで測量し、エルニーニョ現象の観測、地球規模の気候変動の研究に重要な役割を発揮する。津波や大波など突発的な自然災害の監視能力も備えており、災害発生時に上空を通過していればリモートセンシングによる観測を行える。

 中国は海洋観測衛星として海洋1号と海洋2号に加え、海洋レーダー衛星の打ち上げを計画している。2015年までに打ち上げ予定の海洋レーダー衛星は合成開口レーダー(SAR)を搭載し、海洋の油流出、海氷、海上目標に対して優れた監視能力を持つ。

 蒋氏は「この3大海洋観測衛星の関係は補完的なもので、いずれも宇宙技術を利用して全天候型の海洋環境リモートセンシング観測を行う。これによって海洋の防災・減災における予報・注意報の確度や迅速性を高めると同時に、中国の海洋権益および海洋環境の保護を支えるためのデータを得ることができる」と指摘する。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年8月17日

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