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中国人科学者がラスカー賞受賞

 ラスカー財団の運営するラスカー賞は米医学界最高の賞とされる。賞金は各部門25万ドルだ。新華社のウェブサイト「新華網」が16日付で伝えた。

 月曜日に受賞者が発表され、アーサー・ホーウィッチ氏とフランツ?ウルリッヒ・ハートル氏に基礎医学賞、81歳の中国人科学者・屠ヨウヨウ氏(ヨウは口偏に「幼」)に薬草から世界で広く使用される抗マラリア剤を分離した功績で臨床医学賞が授与されることが明らかになった。数十年前に発見されたアーテミシニンのことだ。

 屠氏のチームは1960年代の文化大革命期に研究を開始。当時中国政府は新たな抗マラリア剤の開発をスタートさせていた。耐性を持つマラリア原虫が出現したため、従来のクロロキンは次第に効かなくなっていた。屠氏らは中国の古典医学文献を研究し、200種類の植物から380種類の物質を抽出。クソニンジンから有効な物質を抽出する方法を発見し、有毒成分を取り除いた物質に、動物からマラリア原虫を駆除する効果があることを確認した。後に精製されたアーテミシニンは、人間のマラリア治療に有効であることが証明された。

 今日、アーテミシニンとその誘導体は他の治療法との併用でマラリア治療に用いられている。世界保健機関(WHO)は、こうした併用療法を主要なマラリア療法として評価している。

 ラスカー財団は「屠氏の発見が無数の命、特に発展途上国の人々の命を救い、この致命的な病気との今後の戦いにおいても人類に幸福をもたらし続けることは明らかだ」としている。授与式は23日にニューヨークで行われる。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年9月16日

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