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PM2.5も大気汚染観測対象に 全国都市の8割が基準超

 北京を含む中国の北部地域では近頃、深刻なスモッグが発生している。これを受け、多くの民間機関が独自にPM2.5(直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)のモニタリングを行い、数値を発表したが、この数値が環境保護部門が発表する大気汚染指数(API)と大きくかけ離れていることから議論が巻き起こり、もともと専門用語だったPM2.5が瞬く間に注目を集めるようになった。広州日報が伝えた。

 環境保護部は16日、新しい「環境大気品質基準」(第二次意見募集稿)を発表した。同稿における最大の変更点は、PM2.5とオゾン(8時間値)が通常の大気汚染観測の対象となったことだ。このほか、PM10(直径10ミクロン以下で、口や鼻から呼吸道に入る粒子状物質)、窒素酸化物などの基準も制限値が引き下げられた。PM2.5の基準にはWHOが定めた基準のうち比較的ゆるやかな基準が採用されたが、業界内の予測によると、現時点では全国の都市のうち8割は基準をオーバーしているという。

 環境保護部によると、新基準は2016年より全面的に実施されるが、大気汚染問題が顕著で、経済的・技術的基礎が比較的整っている地域は他の都市に先駆けて同基準を導入することができるという。

 現在中国で採用されている大気汚染指数APIは2000年から発表されているが、評価指標は二酸化硫黄、二酸化窒素、PM10の3項目のみだ。このたび発表された意見募集稿では初めてPM2.5が観測の対象となり、またPM2.5の国家環境基準も初めて制定された。

 環境保護部の責任者は、「PM2.5を評価体系に組み込むことで、人々の体感とモニタリング結果が一致しないという現象がなくなる、又は緩和されるだろう」と語る。また、注目を集めるPM2.5の基準については、「環境保護部はWHOが定めた過渡期第1段階の目標値、すなわち、PM2.5の年平均値0.035mg/立方メートル以下、・1日平均値0.075mg/立方メートル以下という基準を採用した」としている。(編集SN)

 「人民網日本語版」2011年11月17日

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