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青少年のネット中毒、脳に損傷をもたらす可能性

 インターネット中毒は脳に損傷をもたらすのだろうか?中国科学院研究者による2年間にわたる研究の結果、青少年ネット中毒者の脳の一部に損傷が見られ、その状況が麻薬などの中毒者と似ていることがわかった。ネット中毒は青少年の脳を損なう可能性がある。北京晨報が報じた。

 青少年ネット中毒の発病メカニズムと治療・リハビリ法探究のため、中国科学院武漢物理数学研究所の雷皓教授率いる研究グループは上海交通大学仁済医院、上海精神衛生センターと提携し、ネット中毒に伴う脳の白質の病変について研究を行い、ネット中毒患者の高解像度脳画像を通じて、脳損傷の部位およびその発生メカニズムを分析した。雷教授は「ネット中毒により、脳の神経線維を囲む脂肪層『ミエリン』が磨り減り、発育中の脳に損傷をもたらす恐れがある」と語る。

 青少年ネット中毒患者の脳の拡散テンソル画像を分析したところ、患者の脳の白質を走る神経線維の一部に損傷が見られた。また、患者の脳の灰白質体積の変化を分析した結果、左舌状回、後帯状皮質、前視床、左島皮質、前帯状皮質などの区域が大きく萎縮していることが分かったという。

 雷教授は「この発見により、ネット中毒の患者の脳が損傷を受けていることが証明された」と語る。損傷の状況はアルコール中毒、ヘロイン中毒、コカイン中毒など、他の中毒患者と似ており、意思決定に関わる認知制御能力の低下といった症状が見られた。

 雷教授はまた、「大人の脳はすでに成熟しているため、大人のネット中毒については、これらの発見は適応できないかもしれない。しかし、実質的な影響が確定できないからといって、大人の脳が損傷を受けないとは言えない」としている。

 ▽データ

 中国インターネット情報センター(CNNIC)のデータによると、中国のネットユーザーの規模は5億人を突破している。中国青少年ネットワーク協会の調査によると、大陸部都市の青少年の14%はネット中毒に陥っているという。(編集SN)

 「人民網日本語版」2012年2月1日

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