「天才少年」がクラウドコンピュータを開発 (2)
談氏がこの「発明」を思い立ったのも、まさに仮想デスクトップを使用していた際の悩みがきっかけだという。2009年、同氏は仮想デスクトップを使用していたが、高額のハードディスクを買った後、さらにサーバ・ライセンス料を支払わなければならず、しかも問題が発生した場合、業者に頼まなければならないなど、隠れた問題とコストが大きかった。これをきっかけに談氏はもっと簡単で安い方法を研究し始め、3年をかけてクラウドコンピュータを開発した。
▽14歳で創業した「天才少年」
メディアの関心は「クラウドコンピュータ」そのものだけでなく、談氏本人にも向けられている。さわやかなイケメンの談氏は、14歳でネットカフェを開き、創業したという経歴の持ち主で、「コンピュータの天才」とも呼ばれている。
談氏はかつてネットゲームにはまり、中学2年生で退学し創業、5人の大学生を雇ってネットゲームの開発を始めた。2006年には中国初のVPS(仮想専用サーバ)サプライヤー「3TVPS」を創立、この際仮想化技術に関わった。
クラウドコンピューティング概念が広まり始めた2008年、今度はクラウドコンピュータの開発に取り組み始め、天霆雲計算公司を設立。同公司はすでに従業員100人規模に達している。
談氏はそうそうたる経歴を振り返りながらも、飄々とした表情で「コンピュータやクラウドコンピューティングは得意なんです」と語った。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年7月24日