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北京 明代長城の大規模補修工事が竣工

 北京市懐柔区の河防口で約1年半にわたって行われてきた明代長城の補修工事がこのほど竣工した。同工事は北京市の長城補修工事としては史上最大規模を誇る。人民日報が伝えた。

 長城河防口区間は明代に北斉長城の基礎の上に建設されたもので、懐柔区懐北鎮河防口村の北に位置する。

 懐柔区文化委員会副主任・郭大鵬氏によると、今回補修が行われたのは玉皇頂から西の3553メートルにわたる区間。敵楼・敵台(見張りに使う建物)25カ所、辺墻(長城に準じた構造物)24区間が含まれる。作業は補強が主で、倒壊や破損の恐れがある長城の問題を解決し、危険を取り除き、表面化していない危険箇所を排除し、長城本体の安全を確保することが目的。自然や人為的要素による破損については、安定した状態にある長城の壁、見張り台等であれば、安全確保を前提として現状保護と補強のみを行った。

 補修後の長城は来年から観光客に開放される見通しだが、見るだけで実際に登ることはできないという。(編集SN)

 「人民網日本語版」2012年11月26日 

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