禁煙は緊張を和らげる、英研究者が証明
喫煙者の多くはリラックスを目的としているが、英国の最新の研究によるとこのような認識は過ちであり、喫煙ではなく禁煙によりむしろ焦燥感(イライラ)が低下するという。新華社が伝えた。
キングス・カレッジ・ロンドン等の研究者は「British journal of psychiatry」誌で、以下の研究内容を報告した。
禁煙に挑戦した喫煙者491人を調査したところ、彼らが当初タバコを吸い始めた理由は「楽しむため」、「緊張をやわらげるため」であった。彼らは6カ月間の禁煙プログラムの開始前と終了後に心理テストを受けた。その結果によると、禁煙成功者全員の焦燥感が低下し、特に「緊張をやわらげるため」と回答した被験者の焦燥感が大きく低下した。
これとは対照的に、一定期間の禁煙後に喫煙を再開した人は、焦燥感が再び高まった。この現象は、「緊張をやわらげるため」と回答した被験者の間で著しかった。しかし「楽しむため」と回答した被験者の場合、禁煙の失敗により焦燥感が高まることはなかった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月8日