PM2.5の測定および試料採取設備の開発を加速へ
北京ではここ数日、6級レベルの「深刻な大気汚染」が続いている。PM2.5(大気中微小粒子状物質)の濃度は測定器の針が振り切れるほどであり、測定器への要求も高まっている。科技日報が伝えた。
国家重大科学測定器具開発特別プロジェクト「PM2.5測定設備の開発と応用」が10日、北京で始動した。同プロジェクトは、知的財産権を有するPM2.5の測定器および試料採取設備の開発に取り組むもので、将来的に年間売上高は1億元に達する見込み。
環境保護部科学技術基準司の劉志全副司長によると、同プロジェクトは「第12次五カ年計画期環境保護計画」において科技部の開発特別プロジェクトに組み込まれた重大プロジェクトの1つであり、環境保護部が今年始動する4件の国家重大科学測定器具開発特別プロジェクトの重点でもある。
劉副司長は「企業が筆頭となって開発することにより、製品の普及に役立つ。中国は国土が大きく、南北で環境の差が激しい。自主開発する測定器は低コストで品質が信頼でき、極端な条件でも精確な観測を保証できるものでなければならない」と指摘する。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月15日