中国最先端の救助船 「北海救101号」が配備
中国最先端の遠洋救助船、北部海域救助船の「北海救101号」が28日、山東省煙台市の救助港で、中国交通運輸部(交通運輸省))北海救助局に正式に配備された。配備式の終了後、「北海救101号」は北部海域における、春運(春節前後の帰省ラッシュ、今年は1月26日から3月6日の40日間)期間の海上救助当直に向かった。新華社が伝えた。
「北海救101号」は、中国の北部海域では初めて出力が2万馬力以上に達した、大型遠洋専門救助船だ。同救助船の全長は116.95メートル、幅は16.2メートル、型深さは7.8メートル、満載排水量は6513.132トン、最大救助航行速度は22ノット、航続距離は1万カイリに達する。その最大の特長は、ヘリコプター搭載機能、2級自動船位保持システムだ。同救助船は現代的なヘリ甲板と格納庫を持ち、中型救助ヘリを搭載し出港・帰港できる。またヘリの燃料補給や充電などが可能だ。
同救助船は海上人命救助、総合指揮、情報収集処理・伝達能力を持つ。他にも、遭難船舶に対する艙口封鎖、水漏れ修理、排水、空気潜水、けん引などの救助作業能力、2級対外消防消火作業能力、海面油回収能力、海面油除去能力を持つ。
中国交通運輸部の統一計画によると、北海救助局の20隻の救助船は、煙台-大連航路などの16の航路密集海域に配備され、春運の当直を実施する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月29日