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大型機C919 来年の初フライトに向け重要段階に突入

 中国商用飛機有限責任公司の呉光輝副総経理(全国政治協商会議委員)は3日、「C919大型旅客機プロジェクトの開発に新たな進展があった。今年はプロジェクト発展の重要な一年であり、安全最優先の原則の下、2014年末の初フライトに向け努力する」と表明した。人民日報が伝えた。

 呉副総経理は、「C919は中国が独自開発した初の現代化大型航空機だ。同機の構造・デザインはすでに確定しており、全面的な製造段階に突入した。現在すでに380機の受注を獲得している。同プロジェクトは立案・論証、実行性論証、発展前の準備を完了しており、全面的にプロジェクト発展段階に入った」と語った。

 呉副総経理は、「C919の開発の最も重要な原則は、安全最優先だ」と語った。同機は新材料・新デザインを採用している。新材料・新技術・新工程がもたらすリスクを引き下げ、安全性・信頼性を確保するべく、同社は2010年、主翼・フラップ・後部圧力隔壁・ボディ後部・ハンガー・アルミリチウム合金ボディなどの垂直・水平尾翼7大部分の試験製造を実施し、3724種の部品を設計・製造し、アルミリチウム合金の穴あけ・鋲締めなど10数種類の新工程を実施・検証した。

 技術プランの実行性・信頼性を確保するため、C919は一連の試験を実施した。同機は2011年より国内外で数十種の風洞試験を行い、延べ9000回以上の試験を実施した。

 呉副総経理は、「2013年は同プロジェクトの発展段階の重要な一年であり、航空機の安全保障の極めて重要な一年でもある。当社は今年、全機の詳細な設計審査、40数種類の風洞試験・構造強度試験など、航空機の安全関連業務を実施する」と話した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年3月4日

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