マイクロソフト 中国でWindows Azureの提供を開始
【中日対訳】 テレビ番組の途中で外出しても、携帯電話でその続きを視聴できる。目的地を入力すれば、自動車がルートを自動設定する。病院の診断書を、すべての病院で共有できる。世界のどの場所でも、パソコンを開けばすべての国のテレビ番組が視聴できる。「パブリッククラウド」が、このような夢を現実に変える。人民日報が伝えた。
マイクロソフト、上海市政府、世紀互聯公司は、パブリッククラウド「Windows Azure」の中国におけるサービス提供開始を発表した。グローバル企業が中国の地方・企業と提携し、中国で「パブリッククラウド」を提供するのは今回が初となる。
パブリッククラウドとは異なり、多くのプライベートクラウドは業界・企業のみにサービスを提供する。上海ではすでに医療用クラウドなど10数種類のクラウドサービスが計画されており、いずれも専門的だ。これらのクラウドの構築を推進するためには、より大きな力を借りなければならない。上海の10数種類の「雲」は、マイクロソフトのデータセンターとクラウドアーキテクチャを通じてアプリを開発することが可能で、社会の運行速度と効率を引き上げられる。ある人は、「パブリッククラウドは内装済み・家具付きのマンションのようなものだ。各業界・企業はマンション建設から始める必要はなく、少しの設備を加えるだけで入居できる」と比喩した。
マイクロソフト大中華区副総裁、市場戦略部総経理、首席クラウドコンピューティング戦略官の謝恩偉氏は、「大規模データセンターにより、クラウドコンピューティングは無限の計算資源・記憶容量・処理能力を提供し、世界各地の医療・環境・エネルギー・科学研究などさまざまな分野の重大課題を解決することができる。また技術構造・ビジネスモデル・産業構造に大きな変化をもたらすだろう」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月23日