中国の地上観測衛星データ受信能力が南部領海まで拡大
中国科学院リモートセンシング・デジタルアース研究所三亜衛星通信ステーションが24日、海南省三亜市で正式にオープンした。これによって中国の地上観測衛星データ受信能力が南部領海まで拡大し、中国の南中国海および周辺地域の長年にわたるリモートセンシング衛星データの欠如状況が解決され、中国の民生用対地観測データ受信の空白が埋められる。
三亜衛星通信センターは12メートル口径アンテナデータ受信システム、遠距離光ファイバーデータ送受信システムを備え、中国の環境・災害監視衛星、中国・ブラジル地球資源衛星、資源三号衛星、実践九号衛星、高分一号衛星など衛星10数基のデータ受信業務を担う。2015年までに衛星データ受信アンテナ4基を完成し、航空リモートセンシングデータ送受信能力、地上受信能力を備え、航空・宇宙科学技術革新能力を拡大する。
三亜衛星受信ステーションは中国の地上観測衛星データ全国受信網の重要な一部であり、北京の中国リモートセンシング衛星地上ステーション、リモートセンシング・デジタールアース研究所新疆カシュガル衛星受信ステーションと共に国内外の地上観測衛星のデータ受信公共サービスプラットフォームを形成する。
リモートセンシング・デジタルアース研究所三亜研究センターも同時に設立され、デジタル海南、海南国際観光島、資源環境、災害監視、海洋科学分野の科学研究を総合的に展開する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月26日