無害な電子インク 電子機器の生産コストを削減
米国の科学者は、安価で長持ちする無害な化学材料により、電子機器・太陽電池を生産するという技術難題を解決した。これはコストがわずか数ドルのタッチパネル、安価な太陽電池が我々の暮らしに近づいたことを意味する。同研究成果は、「ネイチャー・コミュニケーションズ」の最新号に掲載された。米科学サイト「Phys.org」の7月30日の報道を引用し、科技日報が伝えた。
同研究のパートナーの一人、ミネソタ大学の機械工学教授は、「最新技術を使えば、発展途上国の子供たちが、10ドル以下のタッチパネルで学習できるようになる。家庭用の太陽電池のコストも、化石燃料と同レベルのコストまで引き下げられる可能性が出てきた」と説明した。
ミネソタ大学と国立再生可能エネルギー研究所(NREL)の科学者は、無害なナノサイズのシリコンを利用し、専用インク「電子インク」を作り出した。この「電子インク」はプラスチック板に使用でき、安価な電子機器を生産できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月2日