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子宮がんの予防ワクチン 根治を可能に

 新疆ホータン地区墨玉県でこのほど子宮がんスクリーニング検査を完了した、中国がん基金会理事長、中国衛生部元副部長の彭玉氏は、「長年の臨床検査の蓄積により、子宮がん発病のメカニズムを明確に把握した。子宮がんは世界で初めて根本から治療されるがんになる可能性がある。中国はすでに、子宮がんの発病メカニズムに焦点を合わせた予防ワクチンを開発した」と語った。同ワクチンは第3期臨床試験の段階にあり、市場に投入されれば女性の子宮がんにかかるリスクを大幅に引き下げることが可能になる。光明日報が伝えた。

 彭氏によると、各腫瘍性疾患のうち、病因が明らかにされているのは子宮がんだけだ。ヒト乳頭種ウイルスの感染後、多くの人は短期間内に免疫システムにより、ウイルスを徐々に除去することが可能だ。しかしヒト乳頭種ウイルスに8−10年続けて感染しているハイリスク群の場合は、これが子宮がんに変化する可能性が高い。子宮がんの病理のスクリーニング検査の中で、患者のヒト乳頭種ウイルスの持続的な感染を発見できれば、これらの人をハイリスク群とすることで、定期的に細胞検査を実施できる。これががんに変化する兆しが現れた場合、直ちにその治療手段を講じ、その部分を除去すれば、がんになることはない。科学的な観測、合理的な治療により、子宮がんは世界で初めて予防・抑制・治療可能な悪性腫瘍になる可能性がある。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年8月26日

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