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衛星測位システム・北斗 2020年までの発展計画が発表

 中国の衛星測位産業の革新的な発展構造が2020年までにほぼ形成され、産業の応用規模と国際化水準が大幅に引き上げられ、産業規模が4000億元を突破する。同時に衛星測位システム「北斗」が地球全体のカバーを実現し、中国および周辺の大部分の地域に対して、業界・一般人向けの測位サービス(リアルタイム測位・デシメートル級、後処理測位・センチメートル級)を提供する--。これは中国国務院弁公庁がこのほど発表した、「国家衛星測位産業中長期発展計画」に関する通知で明らかになった発展目標だ。人民日報海外版が伝えた。

 北斗システムの建設はすでに画期的な進展を成し遂げ、衛星測位産業の発展は長期的な進歩を実現しており、チップ・アンテナなどのコア技術が大幅に改善され、商品化を実現した。複数の世界衛星測位システムの共存・競争、産業の高度発展を背景とし、中国の衛星測位産業は広大な市場空間を持つ一方で、産業発展の需要にシステム建設が追いつかず、コア技術が他国に把握されており、産業発展環境の改善が待たれるといった、複数のプレッシャーに直面している。ゆえに、中国独自の世界をカバーする衛星測位システムの建設加速により、民間用応用システムの北斗システムへの移行を促す必要がある。

 上述した計画によると、中国の衛星測位産業の革新的な発展構造が2020年までにほぼ形成され、産業応用規模と国際化水準が大幅に高められ、産業規模が4000億元を突破する。北斗システムおよび関連商品が国民経済の重要業界および重要分野で幅広く応用され、大衆消費市場で普及が促進され、国内衛星測位応用市場への寄与度が60%に、重要応用分野への寄与度が80%以上に達し、世界市場で高い国際競争力を持つことになる。

 同計画では、重点的な発展方向として、インフラ整備の強化面で次のように定めている。2020年までに30数基の衛星および地上運行制御システムによって構成される全地球的な衛星測位システムを構築し、世界に向けてサービスを提供できるようにする。北斗システムの地球全体のカバーをほぼ実現し、全世界のユーザーに測位サービスを提供できるようにする。衛星ナビゲーション性能を強化するインフラ整備を通じ、整った衛星ナビゲーション総合応用サポート体制を形成し、リアルタイム測位・デシメートル級、後処理測位・センチメートル級のサービスを実現し、衛星測位システムの性能とサービス能力を効果的に強化し、応用規模の拡大に向け堅固な基礎を築く。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年10月10日

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