三峡ダム発電所の累計発電量が7000億kWhに
三峡ダム発電所の発電開始から今年で10年。三峡集団は19日、三峡ダム発電所の累計発電量がすでに7000億kWhに達したことを明らかにした。19日午前10時の時点で、総発電量は7008億3500万kWhに達した。
発電は三峡プロジェクトの3大機能の1つ。三峡ダム発電所は2003年7月10日に最初の発電機が発電を開始し、2012年7月4日に全発電機が稼働する状態となった。この間の累計発電量は6291億kWhを超える。2012年の発電量は981億700万kWhで、全国の水力発電量の約14%を占めた。
三峡ダム発電所のクリーンな電力は、華中、華東、広東などの電力逼迫を緩和すると同時に、大きな環境改善効果も発揮した。推計によると、三峡ダム発電所の現在の年間発電量は二酸化炭素7514万トン、二酸化硫黄90万トンの排出削減に相当する。石炭火力発電に喩えると、10年間の発電量は標準石炭換算で約3億トンの使用削減に相当する。2012年に中国全体の電力消費量は4兆9591億kWhだった。つまり三峡ダム発電所の累計発電量は中国の1年間の電力消費量の7分の1近くに相当する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月20日