タクシー配車アプリがこのほど話題となっている。人々が同アプリが生活を便利にするかについて話し合っている間に、業界関係者は専門的な角度から中国モバイルネットワークの発展の将来性について、次のように指摘している。中国新聞網が伝えた。
「日本は(モバイルネットワークの)インフラ面で、中国よりも何年も進んでおり、中国のモバイルネットワークの未来を示している」
浙江省科学技術館で開催された「科学+ASTalk」科学教育イベントにおいて、触控科技有限公司の戦略ディレクターの曾航氏は、北京郵電大学EMBA連合会会長の劉羽氏、野村総合研究所(上海)有限公司通信戦略副ディレクターの陶旭駿氏と、専門的な視線により隣国の日本を見つめた。
中国モバイルネットワークの発展の脈絡は、隣国の日本から見て取れる。曾氏は、「今後数年間、中国のモバイルネットワーク開発の活力は日本をはるかに上回る」と語った。
劉氏は、「中日両国は東アジアの国であり、文化や食事などの面で、非常に高い関連性と共通性を持っている。以前は日本の多くの通信製品が、私達の生活の多くの時間を占めていたが、その後は国内企業と欧米企業にシェアを奪われた。日本のモバイルネットワークの過去を研究することで、中国のモバイルネットワークの創業者に多くの啓発がもたらされる」と述べた。
一連のデータを見ると、日本のモバイルネットワークの先進的水準は、中国に大きな差をつけていることが分かる。
日本は2001年に世界初の3Gネットワークの実用化を実現し、中国は8年後に追いついた。日本の3G・4Gネットワークの普及率は足して100%に達しているが、中国は30%のみだ。
曾氏は、「中国人は世界最高と称されるiPhone 5Sを持っているが、非常に遅い2Gネットワークの使用を続けており、モバイルネットワークのより先進的なサービスを利用できない。ネットワークのインフラの不備の他に、ユーザーの行為に関する教育面でさらに大きな開きがある」と指摘した。