中国初の携帯型PM2.5測定器「漢王藍天煙霧測定器」が3月31日に発売された。この「煙霧測定器」は周辺環境のPM2.5およびPM10のデータをリアルタイムで取得し、大気品質レベルなどのを報告し、その応答時間は4秒内となっている。サイズは携帯電話と同じほどで、重さは150グラムのみ。科技日報が伝えた。
同製品を開発した漢王藍天科技有限公司の宋墾副総経理は、「同製品は散乱粒子加速度と呼ばれる測定方法を採用し、特殊なセンサーにより粒子の質量、運動速度、粒径、光反射強度を測定し、大気中の大小の微粒子の分布を統計・分析し、PM2.5およびPM10の濃度をリアルタイムで把握する」と説明。さらに、「政府の大気観測点が発表するのは、一定時間の広範囲の大気質だ。しかし当社の同製品は、個人の周辺環境(家庭内の喫煙や油煙など、家庭の健康への影響)の現在の大気質に特化している」と語った。
中国科学院地理科学・資源研究所研究員の李永華氏は、「PM2.5の濃度は時間と場所によって大きく左右される。リアルタイムで効率の高いPM2.5測定器の開発が必然の流れになる。携帯型測定器は、いつでもどこでも大気汚染の程度を理解でき、一定の市場を持つ」と評価した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月14日