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新型インフルの隔離病棟に進入 (5)

【特集】 新型インフルエンザ

 新華社の記者は20日、北京地壇医院の発熱隔離病棟となっている感染二科に足を踏み入れ、医療スタッフの仕事と発熱患者の生活の様子を取材した。

 隔離病棟には現在20カ国・地域の発熱患者が収容されている。彼らは新型インフルエンザの流行国・地域から北京に来た人や、新型インフルエンザの感染者と密接に接触した人たちだ。

 この隔離病棟は入院病棟の5階にある。外からこの5階に通じるスペースをクリーンエリアという。クリーンエリアでは2枚の専用カードを使ってようやく鉄門が開かれ、上の階の半汚染エリアにあがることができる。医療スタッフはこの場所で仕事をし、休息をとったり、防護服に着替えたり、患者の病状などを話し合ったりする。

 記者は半汚染エリアで、医療スタッフがよく見る白衣を着て、外科用マスクをつけて忙しくしている様子を目にした。ナースステーションの一角には監視モニターがあり、隔離病室の全景が伺えるようになっていた。各病室には洗面台やモノ入れ、壁に掛かったテレビなど何でも揃っていた。

 半汚染エリアの両側には厳重に隔離されている負圧病室が22室あり、そこが汚染エリアとなっている。負圧病室の上方には送風口、枕元には吸気口があり、ウイルスの混ざった空気はすぐに吸い込まれ、まとめて処理される仕組みになっていた。これだとウイルスが屋外に拡散せず、医療スタッフが感染する恐れもない。

 陳志海さんによると、この階の病室は完全につながっているが、外とは隔離された「陽光廊下」で、患者は太陽の光を浴びることができるし、患者の病状が変化した際にはベッドをそのまま推して直接他の病棟に移ることができ、感染が広がるのを避けることができる。しかし患者は廊下で活動はできない。

 各負圧病室には半汚染エリアに通じるドアがあるが、閉まっている。医療スタッフはそのうちの空き部屋で身なりを整えた後、廊下を通じて他の病室に入る。各病室のドアには2重窓があり、病人の状況を観察したり、食事を渡したりできる。モノを渡す時にはまず1枚目の窓ガラスを開き、モノを2枚の窓ガラスの間に置き、閉めた後、患者は内側の窓ガラスを開いてモノを取る仕組みになっている。

 医療スタッフが出入りする空き部屋では、看護士の于艶萍さんが勤務交代の準備をしていた。


 彼女は外科用マスクの上に、さらにN95マスクをつけ、それから薄い帽子のついた防護服を着た。防護服の縫い目には青い密封テープが貼ってある。防護服を着用し終わると、今後は手袋と靴袋をつけ、袖口とズボンの口に隙間がないか確認した。それからさらに白い布地の隔離服を着用し、もう一枚手袋と靴袋をつけ、最後に透明のメガネを掛けた。準備完了後、空気に触れる部分は全くなくなった。訓練された看護士らは10分ほどで着替えが完了するという。

 「発熱した隔離患者と接触するにはこういった防護が欠かせない」と于さんは話す。彼女たちは一旦入れば丸々午前中または午後を隔離病棟で過ごさなければならない。防護服は通気性がカットされているため、少し動いただけで汗だくになり、体力も消耗する。「まだ病棟に入ってもいないのに汗をかき始めたわ」。

 于さんによると、病棟には看護士4人がつき、寝床の整理や部屋の掃除、患者の生活の面倒のほか、体温を測ったり、健康観察を行っている。患者の体温が高ければ温かいタオルで身体を拭いて熱を下げたり、必要な患者には心理ケアを施している。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年5月22日

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