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【第2回】
北京の方が寒いです。札幌は雪が降っているから、雲がふとんのように空を覆って、そこまで寒くはないんです。北京はいつも晴れているから寒さに底がない。雪が降ったのは一度だけです。
ある朝、激しいノックで飛び起きました。ドアを開けると、ホテルのスタッフが子どものように誇らしげなニッコリ顔で「雪が降っている!」。前の週に「北京は雪ふらないの?」と聞いたのをおぼえていてくれたんです。ユースの入り口から外に出て雪を眺めていました。7時から7時半くらいまで降っていました。地上に落ちると消えるような、淡い雪でした。
私にとって、北京に来たことは「荒療治」でした。中国にふれ、中国を考え、日本を思う。そんな日々の中で、自分の固く凍りついた心はしだいに溶けていきました。生きていれば、また何度も困難にぶつかると思います。その度にこの中国滞在を思い出すでしょう。現地中国の人の「笑顔」や「想い」のなかには国境は見えなかった。日本でつまずいて、ひきこもってしまった人には、「思い切ってリセットしてみたら?」とすすめたい。「行き先は?」と聞かれたら、「中国!」と自信を持って答えたいと思います。
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| 万里の長城で迎えた初日の出 |

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