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                                                                    ――権藤晃さん

【第52回】

     中国有数の港町、青島。日本でも有名な青島ビールの産地として知られる。昨年4月、北京や上海ではなく、日本人の比較的少ない青島に人材会社を設立した権藤さん。「仕事スイスイ実践会」など日本で培った独自のプログラムを売りに事業を展開している。人材育成を手掛ける中で垣間見える日系企業の苦労や中国人社員の仕事に対する意識について伺った。



    権藤さんの会社では、日系企業の社員研修や業務改善をお手伝いしているそうですが、人材育成を始めたきっかけは?

    もともと独立するまでずっと技術系の会社でITエンジニアとして働いてきました。その会社では、自分自身技術者として働く傍ら、自分の部署内のチームメンバーの指導を含め、会社全体(当時勤めていた会社は3,000人くらい技術者がいました)の社員トレーニングにも関わる機会がありました。また、会社の仕組面を改善する仕事にも関わることが多く、技術者の特性を整理した技術マップの構築、若手技術者を対象とした仕事力向上プラン構築・実施、新人事給与制度構築、個人情報保護法対応制度構築、プライバシーマーク取得支援、内部統制仕組み構築、など多数のプロジェクトを経験することができました。現在は、これらの経験を活かし、時には講師として、時には問題解決屋として、皆さんのお役に立てるよう活動しています。

    「仕事スイスイ実践会」という独自のサービスを展開しているとか。

    「仕事スイスイ実践会」とはその名のとおり、仕事をスイスイ進めるために必要な力を向上させるためのスクール形式のサービスです。参加者は定期的に弊社に通い、ワークショップ(集合研修)に参加します。次のワークショップまでは宿題があり、WEBを使って回答したり、ヒントを得たりしながら仕事力を高めていくシステムです。

    ワークショップではロールプレイングも採用しているとか。なんだかゲームみたいでおもしろそうですね。

    実際の業務でよく問題となる事例をとりあげて再現し、再現しながら具体的な問題点や、解決方法、再発防止策などを参加者全員で考えていきます。講師が答えを教えるのではなく、参加者全員が当事者になりきって問題解決を行っていくという形式です。講師は全員をリードしながら問題のポイントを知らせ、解決方法を考えるまでをフォローしていきます。

    ワークショップの場合、メンバーは10~15人くらいで、参加者それぞれが事例の関係者になりきり、その事例で考慮すべきことや、取るべき行動を考えることになります。営業担当者、購買担当者、検査担当者、発注者、決裁権限を持つマネージャー、などの役割を演じます。ちょっとした寸劇のような感じですね。ただしシナリオは自分たちで考えなければならない、という感じのものです。

権藤晃さん



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