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                                           ――文鳥カフェオーナー・鈴木啓史さん

【第54回】

     昔ながらの胡同を改造した店が立ち並ぶ、外国人にも人気の観光スポット「南鑼鼓巷」から一本横道に入ったところに鈴木さんの店、「文鳥カフェ」がある。

    店内に一歩入ると、胡同らしい静かで落ち着いた雰囲気が漂っていた。奥様の入れてくれたおいしい中国茶をいただきつつ、インタビューが始まった。


     中国滞在歴は?

    北京は2008年9月から、その前に浙江省に合計で2年ほど滞在しました。

     浙江省へはお仕事ですか?

     そうですね。もともと、大阪の会社で中華食材の卸売りをやっていたんです。ほかのメーカーからギョーザやシュウマイなどの冷凍食品を買って、近畿地方の中華料理のレストランに売るっていう仕事で。でも、売っている商品がどこも似たり寄ったりでおいしくないので、オリジナルの商品を作りたかったんです。

    で、当初は日本で研究開発していたんですが、浙江省の舟山に工場を作る話が出まして、機械の導入やインフラの立ち上げのために、浙江省に行きました。工場ができた後はそこで生産管理などをやっていました。

     なるほど。その後、北京にいらっしゃるきっかけは何だったんですか?

     浙江省に2年くらいいたんですけど、向こうで作るメニューは、日本でよく売れるメニューが主になってしまって、自分が作りたいものは売れ筋ではなかった。自分で「こんな商品を作って売ってみたい」と提案したこともあったんですが、「売れ筋じゃない」と言われてしまって。それで、自分でこういうものを作ってみたいと思って、会社を辞めたんです。

    それから一時期、実家の愛知で別の会社に行っていたんですけど、そのときに同じく愛知で中国茶館をやっていた妻と会ったんです。茶館は事情があって閉めてしまったんですが、自分のやりたいことをもう一度やろうと思い、家族で北京に来ました。

    来てすぐにこの物件を探して、翌年の5月にこの店を開きました。

「文鳥カフェ」の外観

    開店に際して、苦労はありましたか?

     四合院を借りて店を出すのは大変でした。この物件は国のもので、国のものを使って商売をするときは別な機関に届出が必要なんです。大家さんに頼んで役所に行っていただいたりしました。

「文鳥カフェ」の店内風景

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