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                                                ――宮下匠規さん

【第57回】

     04年の「外国人中華才芸大賽」(※)で優勝し、中国人歌手のMTVでバックダンサーとしても活躍する宮下さん。歌にダンスにDJに多彩な才能を持つ彼が今力を入れているのが、日中ダンス交流。70歳を筆頭に5、60代の元気なおばあちゃんにストリートダンスを教えている。「僕、おばあちゃんたちと話が合うんですよね」と、クールなイメージのストリートダンサーとは思えない親しみやすさで、おばあちゃんたちの信頼も厚い。今回は、ダンスの試合で怪我をし、足にギブスをはめながらも熱心に指導する宮下さんの様子をビデオで撮影してきた。

     ※外国人が歌やコントを披露するBTVの人気番組。





     宮下さんがダンスを始めたきっかけは何ですか?

     もともと黒人音楽は嫌いだし、ダンスも嫌いだったんです。中学・高校と生徒会やってたし、怖いなというイメージがあって・・・。それがDA PUMP(ダ・パンプ)が出てきて、かっこいいなと思って興味を持ち始めて、何の種類の踊りかわからないところから始めました。70年代の踊りで体をロックするロッキンとか、ポッピンとか、ヒップホップとか、僕がアキレス腱を切ることになったハウスっていう踊りとか、ぐるぐる回るブレイキンとかいろいろあるんですが・・・。

     中国に留学してからもダンスは続けたんですか?

     北京伝媒大学に留学して、現代舞踊のサークルでストリートダンスをやっている4人くらいと一緒にやり始めました。その頃はまだ虐げられていましたよ。それが「北京大学生ストリートダンス大会」で優勝して、トロフィーを持ち帰ったもんだから、学校の目が一変。その後、現代舞踊から抜けてメンバー7人くらいで新しくダンスサークルを作りました。今ではそのDE(ダンス・エンドレス)が北京の大学生の試合を開催したり、ダンスでミュージカルやったり、ストリートダンス連盟をつくって中心的存在になっています。

     ストリートダンスは日本が引っ張っていける部分だし、体のコミュニケーションなんで言葉を交わさなくていいし、仲良くなっていけるかなと思ってやっていたらすごく仲良くなれましたね。

    今ではストリートダンスを中国のおばあちゃんにも教えているそうですが。

     中国のおばあちゃんは元気がありますよ。70歳のおばあちゃんはCCTVのストリートダンスの大会を見ていて、「この踊り、かっこいい」と思って始めたらしいです。最初は「街角のワルガキがする踊りだ」といって娘に反対されて絶縁状態になったらしいんですが、おばあちゃんは一生懸命練習して踊れるようになった。その熱心さに娘も感動しちゃって、今一緒のチームで踊っています(笑)。

    今は親子で踊っているんですね。もともと、おばあちゃんに教えるようになったきっかけは何ですか?

     CCTVの「同楽五州」という番組で一緒になったのがきっかけです。日中友好を考えた時に、今おばあちゃんたちの年代にアクセスできる人がいないんですね。日本からおじいちゃんを連れてくるわけにはいかないし・・・。誰かがおばあちゃんの年代とアクセスとらないと歴史的問題も残ったままだし、交流もできないという思いがありました。若者同士の日本と中国の交流は盛んになっているので、他の人でもできると思ったんです。他の人ができないところ、おばあちゃんと子供は逆に僕が抑えていこうと。実はおばあちゃんたちと交流してみると日本好きも多くて、先生と生徒という関係なので、お互いに尊敬し合って仲良く、いい関係が出来てきています。今僕が教えている「武英」っていうチームのメンバーは30人くらいですが、全国にはなんと5000人くらいのおばあちゃんがストリートダンスを踊っているらしいです。

    「武英」には何歳くらいから入れるんですか?又、どんな点に気をつけていますか?

     40代くらいからかな。最初はけがしないかどうかが心配だったんですけど、逆に動いているからけがしないんですよね。つまずいたりもないし、本当に健康。

     僕が注意しているのは、いきなり動かないこと。最初は首を動かしたり、ウォーミングアップして基礎をやって、そこからだんだん動きを大きくつけていくように指導しています。中国の若者が教える時には、最初から振り付けに入っちゃうんです。そのほうが見栄えもいいし、教わるほうもやったっていう気になるらしいんですね。でもそれだけだと、動きができて終わり。中にリズムが入っていないし、体の動かす部分も動いてない。踊りを踊るだけではなくて、リズムがあって、そこに体の1つ1つの部分が動くようになって、そこから動きを大きくつけるっていうのをわかってもらいたいんで、おばあちゃんだからって手加減はしませんよ(笑)。






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网友    初めてコメントさせていただきます 宮下さんの記事 大変興味深く拝見いたしました去年初めて中国に行って ほんの少しですが現地の方々と触れあう事が出来たので色々なことを思い出しながら 読ませていただきました「チームをつくらずに誰でも入ってこれるようなファミリーを、日中ダンス交流ができるプラットフォームをつくっていこうとしているんですね」こういう事を実践しておられる方がいらっしゃる事に感動しました!!私もアジアの中の日本人と言う事を改めて認識し、今自分は何ができるか?を考えていきたいと思いました 宮下さんの今後のご活躍を期待しています!
网友    落合小学校にきますか?
网友    宮下です。オランダから書き込んでいただいた方へ。書込みありがとうございます!10月中旬から中国人ダンサーを連れ、日本で四国中国地方を回って公演し日中友好をしようというプロジェクトを進めているのですが島の問題が後を引き、ビザがまだ下りておらず、眠れない日が続いております。簡単に友好に向けてといっていますが、実は大変に長い道のりであることを思い知らされます。中国は三国志のように、今日の友が明日の敵になるというお国柄です。中国からこのニュースを眺めていましたがこっちとしては日本の対応に手に汗を握っていました。島に関しての占有権や船長に対しての対応が僕たちのやっていることに直に影響を及ぼします。用は時間と労力とお金をつぎ込んで、がんばろうと目指していたことが一瞬にしてなくなってしまうんです。今回ばかりは、個人の力ではどうしようもない、無力感を感じました。中国人は個人的に付き合えばいいやつらばっかりなんです。日本人としゃべってる感じとぜんぜん変わらない。ダサくもないし、ちゃんと客観的な話し方ができるんです。でも、メディアの力って怖いですね。みんなを信じ込ませてしまう力を持ってるんですから。中国のテレビは国の宣伝機関という位置づけです。島はもともと中国のものであるという宣伝がなされていますし、国民も特にそれを疑っていません。ただ、船長を拘留するのは、国力から見ても、経済的側面をみても外交的なカードのかけ引きのレベルから見ても日本はどんな意図でもってあの判断に出たのか疑問を持っています。僕としてはどちらが悪いともいえません。領土は誰もがほしいんだという事実があるだけです。。中国の戦略的外交に対応できる人材が出てこないといけない。このままいくと両国民の中に嫌悪感が高まり、悪い結果になりかねない。個人的にはそんなことになってほしくないです。でも、これだけは言えます。国は国、人は人。大多数の中国人はやっぱり同じアジアの感覚を持った人間だし、過剰反応した結果、憎しみ合うなんて、悲しいじゃないですか。僕はそう思います。10年、20年先を見据えたそういう関係を築いていけるように微力ながら邁進していきたいと思います。宮下匠規へのメールはこちらまでtac404@gmail.com
网友     人生の約三分の二をオランダで暮らしています。
 2001年に1週間北京に旅行しました。そのとき中国の人たちと話し合えなかったことがとても残念に思い、戻ってから中国語を習い始めました。毎年9月から週1回24レッスンで4月前後には終わります。そのため、そして私の怠け癖のせいで、また年齢による記憶力の衰えから、次のシーズンが始まる頃にはかなり後戻りをしていますが、落第がないのでまだつずけております。
 この2週間ほどの日中間の争いにはかなり憂いながら注意してニュースを読んでおり、今日はこの事件について中国人はどんな見方をしているのか知りたく、検索をしているうちにこのサイトがみえたのです。
 大変感動しました。自分が意気地なしで怠け者で何の努力もせず人生を無駄にしてしまったのを思うたびに後悔していたおり、あなたのように若いのにすばらしいことをしている日本人がいるとしり、とても胸が熱くなりました。同胞であることを誇りにおもいます。
 がんばってくださいね。一つ残念なのは仲間入りさせてもらうには物理的に無理なこと。これは本当に残念。
 このサイトを見た人は必ず感動するはずです。その感動が周りの人たちを動かし、その輪が津波のようにだんだん強く、大きくなって日中間の誤解や不信感など全部洗い流してほしいものです。
 ご成功をお祈りいたします。
 *2008年には成都から香港まで2週間あまり旅行し前回とはまた違う中国を見せられその大きさに圧倒されました。
 食事も安くておいしく、あなたの好物の卵とトマトの炒め物もよくいただきました。作り方ご存知ですか?
 中国語では三国志をよんでいます。
网友    守先生、宮下です。僕も本当に感激です!こんなところでコメントをいただけるなんて。日中友好とこちらの生活を維持していくのとの両立が難しいところもあり、挫折しそうになっていたのですが、見てくれている人がいるんだなと思うと、やる気が出てきました。今度日本に帰った時は絶対電話しますね! がんばります!!
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