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                                       ――西田瑞樹さん

【第80回】

   昨年12月、農村からの出稼ぎ労働者の子女が通う民工小学校を、日本人留学生らが訪問した。この活動に参加した記者によると、子供たちに溶け込んで遊ぶ青年の姿が印象的だったという。その人、留学生ボランティアグループ「Pia-Smile」の代表、西田瑞樹さんは、より多くの留学生に中国の農村や教育の実態を肌で感じてもらおうと農村ツアーを企画し、小学校と交流を重ねてきた。

    以前、このコラムで当時Pia-Smileの代表だった谷地中歩夢さんを取り上げ、読者から大きな反響があったが、今回また、西田さんに大学生活の中心だったというPia-Smileの話を聞くことができた。



   ----先月、ピアスマイルはJICAの同窓会の人たちと一緒に北京の民工学校を訪問して子供たちと交流したそうですね。こうした活動は定期的に行われているんですか?

    ツアーをこれまでに計15回行ってきました。北京五輪や豚&鳥インフルエンザが発生した時、日中関係が揺れ動いた時には全然行けなかったのですが、2006年の創立以来1年に4回のペースで希望小学校や民工学校を訪問してきました。普段は各大学に広告を貼って30-40人くらいの学生を募ります。基本的には日本人に農村の現状を肌で感じてもらいたいので日本人留学生を対象としていますね。

   ---- 大都会をちょっと入ったところに決して環境がいいとはいえない校舎が建っていてその格差に驚いた、と今回の活動に同行した記者が話していました。

    民工学校は北京市内に250-300くらいあるんですけど、この前訪問したところは政府の許可が下りている珍しい民工学校でした。その前に民工学校を3、4校下見したのですが、その中で一番規模が大きくて、校舎がきれいで、一番環境も整っていたと思います。希望小学校より全然きれいですし、生徒たちは恵まれている方だと私は感じました。もちろん他の参加者たちは絶対違うことを感じたと思います。実際、そういう声も多く聞きました。何しろ、中国の小学校、しかも、民工学校という農民工の子供たちが通う小学校に訪問するのは初めてでしたからね。ですが、現実問題として、あの小学校は恵まれていたと、私は思います。ただ、民工学校特有の問題点も多々あり、それを考慮に入れると、何とも言えなくなるもの事実です。

子供たちと遊んでいる西田さん

    ----西田さんが一番最初に農村の学校を訪問した時にはどういう印象を持ちました?

    初めての農村は下見という形で行ったのですが、農村って何もないなって思いましたね。列車で4、5時間かけて行って安宿に泊まって、翌朝、政府の方と合流して校長先生と当日のツアーについて相談する、というのが下見の流れです。日本の農村って緑があふれているじゃないですか。こっちの農村って乾燥しているんで緑がないんですよ。トウモロコシ畑が続いていて、枯れ果てた平野が広がっている。それに衝撃を受けました。もちろん、乾燥している北方特有の風景かもしれませんが。そういうところにぽつんと小学校があって、そこで子供たちが一生懸命勉強していて…。子どもたちにとって外国人を見るのは初めてですよ。こういうところで勉強している子供たちがいるんだと知って、そういう子供たちのためにPia-Smileは何ができるのかなと思いました。これまで何度となく考えてきたことなんですけど、その時に初めて考えさせられました。






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网友    とても、素晴らしいです!今まで中国に関心はなかったのですが、西田さんのをみて感動しました
网友    私も96~97年に上海へ語学留学していました。4月からは小学生に上がる子供の母です。留学中に中国の子供たちに何かしたいと漠然と思っていたものの具体的には何もできず今に至っていますが、皆さんの活動は素晴らしいと思いますし、私も是非できることがあればお手伝いさせていただきたいなと思います。こ
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