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                                                 ――角藤新一さん

【第81期】

    トヨタ、日産、ホンダをはじめとする日本の自動車大手のほか、世界最大手ジェネラル・モーターズやフォードにも自動車エンジン向け工作機械を納入している日本の機械メーカー、コマツNTC。自動車のエンジンを構成するシリンダーヘッドやミッションケースの加工ラインとボデーを切断加工する三次元レーザ加工機は、中国を含む世界市場で最大のシェアを誇る。

   技術力だけでなく、いち早く中国市場に目を向けたことがシェア獲得の背景にある。1990年代から中国でも展開。大連に生産拠点をつくり、製品のコストダウンを実現した。2008年のリーマン・ショックで一時落ち込むものの、2009年からは息を吹き返し、製品によっては中国市場で最大のシェアを獲得している。

   こうした中、中国の現地法人、日平富山国際貿易(上海)有限公司北京支社に副総経理として新たに日本から派遣されたのが角藤新一(かくどう・しんいち)さん(59)だ。中国市場のさらなる開拓という重責がその手に託されている。

   「中国にはいろんな意味での伸び代がたくさんあるが、日本は伸びきってしまってあとはどう現状を維持するかという段階にきていると私は思っています。そうすると、日本はまだ技術的にはいるが、10年後20年後には逆転するだろうと思います」----。モノづくりの第一線に身を置いてきた角藤副総経理に、旺盛な需要が続く中国市場における日本のモノづくりの現状と今後の見通しを聞いた。



   ---- コマツNTCとはどのような会社ですか。

    「自動車の部品を作っている会社ですね」とたまに勘違いされることがあるんですが、部品を作っているのではなくて、自動車の部品を作る設備を造っている会社なんです。詳しく言うと、自動車のエンジンを構成する主要部品を生産する設備です。入り口で素材を投入したら出口の方で部品としての完成品が出てくるという自動生産ライン機を作っています。

   ---- 今回中国に来られたきっかけは?

    会社から駐在員として派遣されて北京に滞在することになりました。

    21歳で現在の会社に入社して、ここまで39年間、工場と営業所を出たり入ったりという感じで、国内営業も東京、大阪、名古屋としてきました。しかし如々に日本国内ではモノがあまり売れなくなって、最初のころはタイにも出かけました。展示会にも出品するなど2年くらい積極的に展開してみたんですが、どうしても政治の不安定さが経済を不安定にして、こちらの予定がほとんどクリアできないことが分かってきて、いまは中国にシフトしているという現状です。

角藤新一さん





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