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【第82回】
日本舞踊は有難いな!と思ったのは一般の観客の方に気軽に体験をしてもらえる事です。例えば演奏家、生け花、茶道・・・あらゆる他の分野の先生方が一般の方に体験してもらう事が出来ません。日本舞踊ならその場ですぐ立ってお扇子を持ち稽古のまねごとをする事が出来ます。そして日本人なんかより中国の皆さんはとにかく踊りが大好き!「皆さん、それではちょっとやってみましょう!」といって躊躇された事は一度もありません。大人も子供も男性も女性も日本に興味ある人も無い人もみんな、我れ先にと率先して出てきて下さいます。日本だったら絶対にこうはいかないでしょう!
私の本来の活動期間は2010年9月--2011年2月まででした。ですから本来なら今頃は帰国していたわけです。
ところが誠に異例の事なのですが日本大使館などの強いお薦めもあって活動を今年の7月まで延期する事が出来ました。昨年尖閣問題による反日デモがおきたことによって安全を考えやむを得ず講座を中止せざるを得なかった大学は数多くあります。よってこの春は昨年行けなかったところを優先すると同時に今期は活動をあまり広範囲にせず敢えて北京近郊にしぼっていきたいと考えています。そして文化交流使としてのお役目が終了しても何らかの形で後に繋がるように活動していきたいと考えています。
藤間さんのおっしゃるとおり、日本の文化の多くは中国からの影響を受けたものであり、中国の伝統の多くが今も日本で脈々と受け継がれている。しかし、本場の中国でそれが途絶えているというのは非常に残念なことだ。日本から再輸入される形で、中国のかつての伝統が人々に思い起こされ、よみがえらせることができれば、それこそが文化交流の大きな意義でもあり、すばらしいことだと思う。藤間さんの交流使としての活動が7月まで延期することとなったのは、日中の文化交流にとって本当に素晴らしいことだ。この交流を通じて、少しでも多くの人に日舞のすばらしさが伝わり、日本の文化を好きになる人が増えてくれれればと願う。(人民網日本語版記者 八島)
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