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                                      ――加藤万由子さん

【第83回】

    東日本大震災は日本の東北地方に未曾有の大災害をもたらした。中国の各メディアも日本の震災を大きく取り上げ、連日、詳しい報道を行っている。

    そんな中、中国に住む日本人たちも、被災地のために何かできないかとそれぞれに努力している。北京に住む加藤万由子さんもその一人だ。加藤さんは震災後の3月17日、被災地からの母子疎開を支援する「mama to mama(http://www.mamatomama.info/)」というウェブサイトを立ち上げた。被災地の母子を受け入れられる家庭を世界各地から募集し、被災者と受け入れ家庭をつなぐというこのサイトは、マスメディアでも取り上げられ、注目を集めている。



   ---- ご自身も北京で子育てをなさっていると聞きました。「mama to mama」の立ち上げにいたった経緯について教えてださい。

    11日の大地震と津波直後は、不安と恐怖で眠れない日々を過ごしました。

   海外に住む私でさえ、気分が悪くなるほどの恐怖。

    未曾有の大災害に、目を閉じても眠れず、起きてきてネットで地震の情報を検索しては朝を迎える、そんな日々でした。

    17日の夜中も、やはりどうしても眠れず起きてきてパソコンの前に向かい、どちらにせよパソコンの前に座るのなら、何か私にできることを、と思い始めました。

    私は愛知県半田市出身です。いずれ来ると言われている東海地震が来れば半田は大被害に見舞われます。テレビの中で子連れで避難するママたちの姿が、自分の将来の姿に重なって見えました。

    何があっても子供たちだけは守らなくては。その気持ちは被災地で今も苦しむママたちと同じ。3月17日は震災7日目にも関わらず、まだ状況が全くわからず、被災地に支援物資が全く届かず、冷たい水でミルクを溶かしている乳児のママや、寒い思いをしている、というニュースを耳にしながら、「それならママや子供たちをこっちに連れてきて???温かいミルクくらいなら我が家でも作れるよ」という思いをサイトにしてみました。

   ---- 被災地で子育て中の方は今、どのような状態なのでしょうか?何か情報を知っていますか??

    私は北京に住んでおり、また小さい子供がいますので、現地に赴くことが出来ませんが、ボランティアの方などから寄せられるメッセージには「夜泣きで皆さんに迷惑だからと避難所から半壊の自宅に戻ったら物資がもらえずにミルクとオムツにお困りのママ」「避難所生活を経て出産に至ったが退院後に大勢の人の住む避難所に戻らなくてはならない」など、現地のママの様子が伝えられてきます。場所によっても様々です。

mamatomamaのホームページ





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