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【第7回】
「80後(ポスト80年)」。中国では今、1980年代生まれの若者たちを指すこの言葉が、独特の思い入れを持って使われている。ある時には「無責任」「利己的」「理解できない」といったマイナスのイメージで、またある時には「開放的」「伸びやか」「何事にもとらわれない」といったプラスのイメージで。改革開放後の新たな価値観の中で育った彼らに「大人たち」は不安をおぼえ、あるいは希望を見ている。「80後」の若者たちも不安定な世代である自らを意識し、自らの未来を模索しようとしている。
今回ご出演していただいた加藤嘉一さんは1984年生まれの24歳。まさにポスト80年の世代にあたる。高校卒業後、北京大学に留学した加藤さんは、日中両大学の交流プラットホームの立ち上げ、文化交流イベントの企画、著書や翻訳書の出版、日中合作ドラマの助監督など、さまざまな活動を繰り広げてきた。旺盛に活動する「80後」の日本人留学生に中国メディアも注目している。CCTVの人気インタビュー番組への出演をはじめ、加藤さんがこれまでに受けた取材は300回を超えるという。2003年、高校を卒業したばかりの加藤さんがまっすぐに北京を目指したのはなぜなのか。数年間という短い期間で日中交流のキーパーソンに成長したのにはどんないきさつがあるのか。新たな時代を担いつつある80年代生まれの一人として、日中両国や世界に今、どのような目を向け、どのような思いを持っているのか。中国語での出演が多い加藤さんに、今回は日本語でたっぷりと語ってもらった。
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