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政府による対策措置
国務院の温家宝総理は2日、国務院常務会議を開き、重症急性呼吸器症候群(SARS)対策について協議した。
会議では衛生部がSARS対策について報告。「すでに感染被害は鎮静化の方向にある。全国の大多数の地区では感染例の報告もない」とした。感染が報告された地域での対策については、世界保健機関(WHO)との協力強化を含めた対策を確認。各地の関係部門に対し、連携や監視体制を強化し、感染状況の把握に努め、感染の拡大防止に全力をあげるよう求めた。会議で確認された4点は次の通り。
(1)感染の拡大防止を衛生活動の重点に位置付ける。衛生部部長を中心にSARS予防・治療指導グループを組織し、対策を指揮する。
(2)WHOに適時状況を報告する。衛生部は記者会見を開き、感染状況や予防・治療などについて説明を行う。
(3)WHOとの協力関係を強化する。
(4)突発的な衛生問題に対する国の即応体制を整える。
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海外の医療機関との協力
SARS発生後、中国は3回にわたりWTOの専門家による調査団を受け入れ、中国の専門家らとともに原因、臨床、治療、予防などの面で幅広く協議した。WHOは炭ソ菌、エボラ出血熱、家禽類のインフルエンザなど病原菌対策で、中国衛生部門が取った一連の措置を高く評価。疾病予防対策分野の機関で働く専門家の技術力や能力はきわめて高いとの考えを示し、「中国が制定したSARSの診断基準や対策は適切」と述べた。WHOの専門家は「中国はSARS対策で、多くの経験を積んでいる。感染拡大を防ぐための効果的な措置だけでなく、予防や治療の効果的方法を把握している。これらの措置は他国でも参考とすることができる」と語った。◇ ◇ ◇ ◇ ◇台湾でのSARS流行に関心 衛生部の張文康部長は3日、重症急性呼吸器症候群(SARS)について行われた記者会見で、「中央政府や大陸の人々は、台湾の人々の健康に強い関心を寄せており、先ごろ台湾でSARS患者が見つかったことを重視している」と述べたうえで、台湾のSARS流行に関する中央政府の態度について、次の通り説明した。
台湾に対しては、できる限りの援助をしたい。台湾の人々が必要とする支援を提供するため、国際組織とも協力していきたい。また、台湾の医療関係専門家とも対策を協議し、SARSの予防・治療方法を検討していきたい。両岸の衛生組織にとって、交流の道は開かれ、情報交換も円滑に行われており、台湾が関連情報を得られないといった問題はない。台湾当局の「台湾の人々の健康が軽視されている」という非難は、事実とは一致しない。
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SARS公表の時期について
衛生部の張文康部長は3日、重症急性呼吸器症候群(SARS)について行われた記者会見で、「中国政府は中国の国情や法律に基づいて、適切な時期にSARSの感染状況を公表した」という認識を示したうえで、公表までの過程について次の通り説明した。
中国最初のSARS患者は、3〜4カ月前に発病した。衛生部門は当初、SARSが新種の疾患であるとは認識していなかった。2003年初頭になって、衛生関係者はSARSの病状が従来の疾患と異なり、強い感染力を持つ新種の伝染病であると認識した。これを受けて中央は専門チームを派遣し、患者が最初に発見された広東省の関係部門と共同で新病の研究を行わせた。研究後、新病に対する認識を深めるとともに、模索を通じて、SARS予防・臨床治療の経験をある程度蓄積した。
SARSは法定伝染病ではないため、本来は報告が義務付けられていない。一方で、SARSのはっきりした原因を突き止めるには、時間がかかる。中国でSARS患者が見つかった地域は少ないため、「伝染病予防治療法」に基づいて、このような状況では感染地域の地方政府が伝染病の感染状況を公表する。広東省、広州市政府は2月上〜中旬から現地の感染状況を公表している。その後、衛生部が全国にSARSの感染状況を公表した。SARSの感染拡大に合わせ、衛生部は毎月SARSの感染状況を公表している。また、世界保健機関(WHO)が中国に対し、SARSの感染状況を毎日報告するよう要請したことを受けて、衛生部は1日以降、SARS感染の最新情報をWHOに報告している。
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海外への感染拡大防止策
中国など一部の国や地域で流行している重症急性呼吸器症候群(SARS)について、このほど衛生部の張文康部長にインタビューを行った。中国で国際会議や交流活動が多く行われる中、中国を訪問する外国人のためにどのような感染予防措置を取るかについて、張部長は次のように答えた。
中国はすでにSARSの感染拡大防止で効果を上げており、経験も蓄積している。衛生部は衛生、医薬、商工業、交通、放送などの関係部門と連携して予防・治療活動を進め、会議や交流活動のために中国を訪れている外国人の安全確保に努めていく。疾患予防コントロールセンターは、このほど制定した「全国SARS予防・治療技術方案」の中で、「SARS臨床診断に関する基準(試案)」「SARSや類似症状の治療方法、退院を判断する際の参考基準(試案)」「患者の居住地、公共施設の消毒方法(試案)」「被汚染物に対する通常の消毒方法(試案)」「住宅地での総合予防措置と患者の住宅、共同施設の消毒方法(試案)」――など9項目の具体的対策を定めている。また、広東省の衛生部門でも公共の場所でのSARS感染防止対策について手引書を作成した。医療・衛生職員は、これらの基準や方案に従って、公共施設の管理や消毒を強化する。衛生部は各主管部門と共同で、技術指導や支援をおこない、予防・治療を進めるとともに、外国人の安全を確保し、会議の順調な運営に努める。
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