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  2003年7月1日 16:00


独立心を育てよ
 
 学生たちがバブル消費に走っていることに対し、重慶市教育委員会は「この傾向は絶対に改めるべき」と話している。それほど裕福でない家庭の学生が、自制力が足りなくて、親に過度の負担を強いる場合がある。素行不良の学生が私欲に走り、不満がたまれば、誰かをだましたり、盗みや恐喝を働く可能性も考えられる。

 取材を行う中で、重慶市の学生たちの意識が変化し、休暇を利用してアルバイトに励み、進んで社会勉強をしようという喜ばしい傾向を発見した。春節期間に、解放碑大都会広場の外で新聞売りをする少女に出会った。市内の学校に通う高校二年生、何紅である。

 「お金を稼ぐのって本当に大変。」何紅は石段に座り、このように話してくれた。一人っ子で、家庭環境もよく、成績も上位にいる。大事に育てられたため、靴下さえ洗ったことがなく、先生にも同級生にも「お嬢様育ち」と言われた彼女は、休暇を利用して新聞売りを始めることにした。毎朝5時に起きて新聞を受け取り、一日中歩き回って、手にするのはせいぜい20元余り。街中で倒れそうになり、もう辞めようと思ったことも何度かある。

 それでも、彼女は辞めなかった。新聞売りを始めた当初は、仲間にいじめられ、どうしていいか分からず、泣いてばかりいた。今は大勢の友人ができ、授業が始まるまでアルバイトを続けるつもりと話していた。

 重慶老乾媽火鍋店では、春節期間中に100名以上の学生がアルバイトをしていた。店内で汗だらけになって歩き回る張全と陳旬は、どちらも重慶環島実験学校に通う高校生である。

 ほかにもたくさんの学生が、冬休みを利用して、重慶市内の飲食店で働いていた。その中には、何紅のように家庭環境に恵まれた子どももいれば、張全や陳旬のように苦しい生活を送る子どももいる。それぞれ背景は違っても、ひとつだけ共通点がある。それは彼らが独立独歩の精神で歩き始めたということだ。
 
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