日本語版   中国語版       2005年2月7日 
 

 中国の春節(旧正月)は文化的な内包と伝統的な魅力を最も備える祭日で、最も人をひきつける祭日でもある。社会の進歩にともなって、人々の生活のリズムも早くなったが、多くの伝統的な年越しの習慣は依然として一般から忘れられることはなく今日まで続いている。過去の春節は中国人から見ると、無限の郷愁と回想を伴っている。現在の中国人は春節をどのように過ごすのだろう?

春節の伝説

  春節は旧暦(農暦)年とも呼ばれ、一般に「過年(新年)」と言われる。中国の民間で最も盛大でにぎやかな、古くから伝わる伝統的な祝日だ。春節のお祝いムードは1カ月の間続く。正月一日の前には、かまどの神様を祭るかまど祭や、祖先を祭る儀式などを行う。春節中には子供に「圧歳銭(お年玉)」をあげ、親戚や友人を訪問する。春節の半月後は元宵節で、華やかな灯篭が町中に飾られ、町中に人々があふれ、大変賑やかだ。元宵節が過ぎると、春節は終わりを告げる。

 春節の歴史は大変古く、殷・商時期の年末年始の神や祖先を祭る活動に起源を持つ。春節関係の伝説も多い。中国古代のそれぞれの歴史的時期で、春節は異なる意味を持っていた。漢の時代には、二十四節気の中の「立春」の日を春節と定めていた。南北朝時代には、春の季節全体を春節と呼んでいた。1911年に辛亥革命が清朝の統治を打ち破ると、各省・都督(旧時の官名)・府の代表が南京で会議を開き、西暦(グレゴリオ暦)を使用することを決定した。この様にして農暦の正月一日が春節と定められた。現在にいたるまで、一般に春節という呼称で呼び習わされている。

伝統的な春節の食習慣

 農暦の正月一日の春節には、全国各地の各家庭では新年を祝う活動が行われ、食事はそこでの重要な内容だ。

 春節の10日ほど前から、鶏や鴨、魚、肉、お茶や酒、油、醤油などの年越し用品を買い始める。

 江南の習慣では、年越しの前にまず新年のお米を料理して竹の籠の中に盛り、上に福橘(福建省特産のみかん)やクログワイといった果物や松、コノテガシワなどの枝を飾った「年飯」を作る。北方人が年越しに食べる「年飯」は、金銀米(黄白米)で作られ、ご飯の上に棗や栗、リュウガンを飾り付け、松、コノテガシワの枝を飾る。北方人は年越しに餃子を食べる。餃子のいくつかには砂糖を入れて、これを食べると新年の生活が幸せになると言い習わされている。またいくつかには落花生(「長生果」と呼ばれる)を入れ、食べると長生きすると言われる。時には餃子の中にコインを一枚入れ、それを見つけた人は今年の金運がよくなると言われている。
新年にもちを食べるのは南方でも北方でも同じだ。もちを食べるのは生活が年ごとに良くなることを願ってのことである。蘇州の「桂花糖もち」、寧波の「水磨もち」、北京の「棗もち」や「百果(いろいろな果物)もち」などはみな新年のもちの傑作である。

 この他に、新年の食事ではみな縁起のよい言葉で表されており、新しい年の門出を祝う意味がある。



現代の人々はどのように春節を過ごすか

)旧正月、「電話であいさつ」80% デジタル化進む

  中国人が1年で最も重視する祝日、春節(旧正月)が間もなく到来する。中国社会調査所はこのほど、一般市民の今年の「春節計画」を知るために、北京、上海、広州、深セン、重慶、鄭州、南京、武漢、長沙、瀋陽、哈爾濱(ハルビン)、石家庄などの都市の2千人を対象に調査を実施した。調査では多くの人が「春節が一番待ち遠しい」と答えている。 

  調査によると、人々の「年末年始のあいさつ」には、1990年代ごろから大きな変化が起こっている。まず初めに登場したのは壁掛けカレンダー。90年代中後期にはさまざまなグリーティングカードが登場。今では電話や携帯電話のショートメッセージによる新年のあいさつが流行している。ブロードバンドがある程度普及した現在では、遠く離れた家族や知り合いにライブカメラで春節の祝福を送ることも可能。中国に「デジタル春節」の時代が近づいている。...全文>> 

(2)個性的な消費が鶏年の春節市場でブーム

  経済的条件の向上に伴って、多くの人が春節の年越しを祝うのに食事や親戚訪問だけで長い休暇を過ごすことに満足しなくなってきた。このため個性的な消費活動が今年の春節市場の新たなブームとなっている。

 (1)スイスでスキー

  ここ数年、海南や東南アジアといった気候の温暖な地域が春節期間の旅行の人気の場所となっている。しかし今年は情況が違っている。上海のある民間旅行会社の傅さんによると、現在彼女に問い合わせをしてくる多くの顧客はヨーロッパ、特にスイスを指定してスキーに行くことを希望している。ここ数年国内の多くの中産階級の家庭は、生活水準では既に国外の中産階級に非常に近づいており、年中行事としての家族旅行をとても重視してお金や手間をかけることを惜しまないという。スイスでのスキーはこうした顧客にとって、ごく普通の選択なのだ。

 (2)「PartyAnimal」

  上海に暮らす顧さんは今年「PartyAnimal(Party愛好家)」となる計画だ。彼女はそのためにドレスや金色の革靴といった流行のおしゃれな衣装を一生懸命選んだ。顧さんのように春節期間のPartyに参加するためにおしゃれに精力を傾ける女性が上海には多い。「PartyAnimal」たちは一般に家族と夕食を済ませた後、ドレスアップして友達と一緒にパーティーに行く準備をする。7日間の休暇の内、最低4晩は、パーティーからパーティーへと飛び回る。

 この他に上海では多くのバーが春節期間に各種のイベントを行う。衡山路のある小さなバーの店長によると、春節はもともとは家族団欒の日だが、11時、12時を過ぎても多くの若者がバーへとやってきて自分たちの「大晦日」をすごしている。...全文>> 

(3)新技術で開花期を調整 春節でもぼたんの花見が可能に

   ぼたんの開花期は4月ということは常識であったが、上海市の浦東ぼたん園では現在、開花期コントロールの新技術が採用されたため、1万株余りのぼたんがすでに蕾みを膨らませており、春節前後に開花の見込みで、春節のお祝い気分をさらに盛り上げることになるだろう。...全文>> 


春節の「年画」(民間版画)を鑑賞


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