2016年の「10大科学技術進展ニュース」発表

中国科学院と中国工程院の院士が選ぶ、中国の2016年の「10大科学技術進展ニュース」が、31日に北京で発表された。中国科学院と中国工程院が主催するこの活動は、現在まで23回開催されている。主催者側によると、これらの進展は両院士らが注目する科学成果、現在の中国科学界・工学会が注目するトピックを反映しており、国民の国内外の科学技術発展の現状への理解を深めることになるだろうとしている。中国新聞網が伝えた。

入選した10大科学技術進展ニュースは下記の通り。

・世界初の量子科学実験衛星「墨子号」の打ち上げ成功

・世界最大口径の電波望遠鏡、貴州省で稼働開始

・ロケット「長征5号」の初の打ち上げが成功

・有人宇宙船「神舟11号」の帰還モジュールが着陸に成功、宇宙飛行士2人が無事帰還

・中国人科学者が中心となり、新たなヒトの「脳地図」を作成

・中国がスパコン応用最高賞を初受賞

・中国人科学者が光合成の超分子複合体の謎を解明

・無人潜水艇「海斗号」が最大潜水記録を樹立

・超強力・超短レーザーにより「反物質」を入手

・中国人科学者が水の核量子効果を初解明（編集YF）

「人民網日本語版」2017年1月3日