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冬季アジア札幌大会、中国選手団の宿泊先を「プリンスホテル」に変更

人民網日本語版 2017年02月09日11:14

冬季アジア札幌大会組織委員会のスタッフは7日、取材に対して大会開催期間中の中国選手団の宿舎を、「札幌プリンスホテル」に変更するよう調整したことを明らかにした。新華社が報じた。

冬季アジア札幌大会組織委員会競技部の山崎久睦競技課長は新華社の電話取材に対して、「組織委員会は6日夜に中国の五輪委員会に連絡し、アパホテル以外のホテルに変更してほしいという中国側の要求に応えて、中国選手団がプリンスホテルに宿泊できるよう調整したことを伝えた。韓国選手団も同ホテルに宿泊する」と明らかにした。

第8回となるアジア冬季競技大会は今月19日から26日まで、北海道の札幌市・帯広市で開催される。開催経費削減のために、同大会では選手村の建設は行われず、アパホテルとプリンスホテルを組織委員会指定の宿泊先として選手らに宿泊してもらう計画となっている。ただ、アパホテルの客室には南京事件を否定する書籍が常設されていることが最近明るみになり、中国と韓国のスポーツ界、国民から強烈な非難の声が上がっていた。

中国五輪委員会は1月26日、オリンピック憲章やアジアオリンピック評議会の関連の規定を厳密に順守し、この問題を早急かつ適切に解決するよう求める申し入れを行った。また、アジアオリンピック評議会にも、日本側が誤りを早急に正すように促すことを求める書面を送ったという。韓国も同様の要求をしている。

アパホテルの客室には、元谷外志雄アパグループ代表が執筆した、南京大虐殺や慰安婦問題などの歴史の事実を否定する書籍(日本語版と英語訳)が常設されている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年2月9日

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