〇父親の関さんが掲載した声明内容(抜粋)
「関少塵、君との『父子関係』を解消したい」
「君への思いを抱えながら、このまま憂いと悲しみに打ちひしがれたまま死にたくはない。いくら言葉にしようと思っても、この耐えがたい気持ちは言い表せない。このペンを手に取れば、もう引き返せないことを私は知っている」
「君がまだ小さいころ、パパは僕の英雄だと言ったね。君はパパと遊ぶのが大好きで、パパが出張に行くときには、一緒に『旅行』に行きたいと言い張ったものだ。パパは君に将棋やトランプや卓球を教えた。あの頃、英雄は決して疲れを知らなかった。君は絵を描くのが好きだった。パパは、ママや親戚・友人たちの無理解の視線に耐えながら、人に後ろ指をさされながらも君を応援した。幸いにも君は希望どおりに杭州師範大学アニメ・漫画科を受験して合格、晴れてジャック・マー(馬雲)の後輩になった」
「だが、君は変わった。パパなど相手にしなくなった!微信のモーメンツで私をブロックし、君に電話をしても、たいていは通話中にスマホを傍らに放って別のことをしていた。私が知らなかったとでも思っていたのかい?実家にはほとんど帰らず、たまに帰ってきても、いつもソファでスマホをいじるか、テレビを見ているだけ。私が傍に行って話そうとすると、すぐに立ち上がって行ってしまう。私たちの間にはまるでスプリングが存在するみたいに、私が君に近寄ろうとすればするほど、君は私を避けて遠ざかっていく!かつての英雄も、今では年老いて疲れ果ててしまった」
「パパは少しずつ君たちの世代の若者はみな、動画共有サイトの『ビリビリ』やゲームアプリ「王者栄耀」で遊び、オンラインビデオで『鬼畜モノ』を見て、『アニメや漫画の世界』で遊び、人気俳優の鹿晗(ルハン)や歌手の呉亦凡(クリス・ウー)を追っかけていることを知るようになった。そして私は君たち『90後』と話せるようになるには、『90後』と一緒に楽しむのが一番だと悟った」
「だから私は、今この時から、君とは親子関係を解消して兄弟になることにした!」
「そして私は新聞広告を掲載することにした。君が通う大学や、君の先生、同級生、遊び友達に知ってもらうために。全ての友人や同僚に知ってもらうために。私たちのこのような『兄弟関係』が世間に知れ渡れば、彼らの前でもおどおどせずに済むだろう」
「私は君と兄弟のように手を取り合って歩んでいきたい。困難をものともせずともに前進し、共に大きなことを成し遂げたい。これまでの20年間、君は私の息子だったが、今後60年間、私たちは兄弟だ!」
「今後、君のことは『少塵』と呼ぶから、私のことは『老関』と呼んでほしい。君がいるから私がいて、この世の中がある」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年2月17日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:[email protected]