杭州の「都市快報」の5ページ目に15日、「関少塵、君との『父子関係』を解消したい」という声明が一面広告として掲載された。現代快報が伝えた。
正確にいうと、これはある父親が1990年代生まれの息子に宛てて書いた一通の手紙だ。
この父親いわく、彼の息子・関少塵くんは小さい頃は父親と一緒に遊ぶのが大好きだったが、高校から大学に進むにつれて、親子のコミュニケーションはますます減ったという。微信(Wechat)のソーシャル機能のモーメンツで息子は父親をブロックし、父親から電話にもでないことがしばしば。地元の学校に進学したにもかかわらず、実家に帰る回数は減る一方だという。
父親は、「息子との交流がますます減ったため、息子とおなじ「90後(1990年代生まれ)」の若者について調べてみようという気になった」とし、そして「90後」と息子のこの世代のやり方を理解した上で、今回の決定を下したのだという。
父親は、「天下の大悪をあえて犯す」かのような振る舞いに出たが、実際は多くの父親の心の声を代弁するものだった。父親が間違っている訳ではなく、息子も間違ってはいない。「ジェネレーションギャップ」というものはあるいは埋めがたいものなのかもしれないが、「90後」について理解し、彼らの世界に溶け込みたいとさえ思えば、その「ジェネレーションギャップ」は、たった1枚の紙のような薄さになるかもしれない。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:[email protected]