「一带一路」国際サミットフォーラム開幕式で、陝西省歴史博物館で収蔵されている「鎏金銅蚕」のことに言及し、これが2000余年前において、先達たちがシルクロードを切り開く歴史を立ち会っていたと指摘している。
鎏金銅蚕は1984年に陝西省石泉県で出土され、全長5.6ミリ、胴囲1.9ミリ、胴体の高さ1.8ミリ。全身には首と尾を合わせて完璧な状態に保存された9つの腹節、胸脚、腹脚と尾脚があり、頭を上にむけたり、糸を吐いたりする姿態をして、精巧な制作と真に迫る造形を持っている。専門家の鑑定で漢代の鎏金銅蚕と鑑定された。
漢代では養蚕製糸業が発達していて、西漢の絹製品は中国国内だけでなく、西アジアを経て中央アジアやヨーロッパにも広がっていた。そのため、中国から西域への貿易ルートは、「シルクロード」で世界に名を馳せた。
「人民網日本語版」2017年5月24日
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