第1回中国北京料理・北京小吃フェスティバルが27日、北京のレストラン・南来順飯荘で開幕した。今ではあまり見かけなくなった蛤蟆吐蜜(ごま付きの生地に餡を挟んだもの)や糖馬蹄(黒クワイの砂糖煮)、茶菜などを含む、北京のご当地小吃(軽食)100種類以上が並べられ、来場者に好評を博した。北京日報が報じた。
北京烹■協会(■は食へんに壬)の関連の責任者は、「小吃は、おいしい食べ物というだけでなく、人々の思いが詰まった文化の代表でもある。北京の小吃は、なくなってしまった北京の都城史の『生きた化石』で、『北京らしい味わい』のある文化の重要な部分でもあり、北京の伝統文化においては欠かすことのできない重要な要素」と指摘している。
同フェスティバルは、「小吃の技巧を継承し、小吃の創意を保ち、小吃を守る」をテーマに、北京の企業21社が参加している。主催者は、北京の小吃を展示・販売することで、一人でも多くの一般市民に至近距離で、各レストランなどの発展史や文化の継承、技巧の特徴などを感じてもらい、北京の特色あふれる小吃のブランドを構築し、北京の小吃の知名度や評判を高め、その継承と発展を促進するのが狙いだ。
同フェスティバルは、南来順飯庄をメイン会場にし、倣膳飯庄、吐魯番餐庁、牛街清真小吃、東来順飯庄、護国寺小吃、▲肉季(▲は火へんに考)、▲肉宛、陽坊勝利飯店、羊頭馬、年◆銭(◆は米へんに羔)などのサブ会場でもイベントが開催され、北京伝統のご当地小吃が数多く紹介される。前出協会は、北京小吃の専門家を招いて会場で評価・選出を行う。その結果は中国北京料理グルメフェスティバル総括表彰会で発表され、「北京小吃大賞」の証書が授与される。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月28日
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