新中国成立70周年

グーグルアプリなしのファーウェイ「Mate30」発表 勝算は? (3)

人民網日本語版 2019年09月23日10:00

▽アップルとの争奪戦での勝算は?

実は欧州市場の第2四半期のデータによれば、ファーウェイもアップルもスマホ販売量が減少した。米市場調査会社カナリスの報告では、19年第2四半期の欧州スマホ市場出荷量は4510万台に上り、上位3メーカーにはサムスン(1830万台)、ファーウェイ(850万台)、アップル(640万台)が並んだ。前年同期との比較ではサムスンが同20%増加、ファーウェイが同16%減少、アップルのiPhone(アイフォーン)が同17%減少だった。

しかし中国市場では、ファーウェイのみ同期の販売量が大幅に増加し、アップルをはじめとする他メーカーは軒並み減少した。インターネットデータセンターのデータでは、同期の中国スマホ市場におけるファーウェイのシェアは37%だったが、アップルは6.7%にとどまった。

アップルがスマホ新機種「iPhone11」(アイフォーン11)を発表すると、業界関係者は、「ファーウェイがMate30を発表すれば、今年はアップルとファーウェイが5千元(1元は約15.2円)から7千元の価格帯をめぐって激しい競争を展開することになる」との見方を示した。

注目されるのは、アップルがiPhone11の発表会で、珍しくファーウェイとの比較を行い、微博(ウェイボー)で大きな話題になったことだ。そして今回のMate30の発表会で、余CEOはiPhoneへの攻撃の手をいささかも緩めなかった。

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