四川などの地域へ中央政府災害支援補助金70億円以上を拠出

四川省、陝西省、甘粛省、重慶市で最近起きた豪雨による重大な洪水災害と災害救援活動の必要性に基づき、財政部（省）と緊急対応管理部（省）は18日、この3省1市に中央政府の災害支援補助金4億6千万元（約70億5千万円）を拠出し、被災地の洪水対策、救援活動、再建を支援するとした。四川の複数の地域で都市部の浸水、農村部の農地の冠水、道路の寸断、住民の孤立などの状況が発生し、緊急対応管理部は19日に湖南省、貴州省、雲南省、陝西省などの消防救援チームを緊急派遣し、500名からなる水害対策や救援活動の専門家チームが四川の災害対策の第一線に駆けつけた。

緊急対応管理部は19日午後0時、今後3日間の全国自然災害総合リスク予測警報を発表した。それによると、最近の持続的な強い雨の影響で、四川、重慶、甘粛、陝西などで重大な洪水災害が出ている。現在、長江上流の瀘州から寸灘区間と嘉陵江下流で水位が持続的に保証水位を超え、三峡ダムは建設以来で最大の洪水に見舞われ、長江上流の洪水対策は厳しい状況が続いている。今年の第7号台風「ヒーゴス」の影響で、広東省、広西壮（チワン）族自治区、雲南、貴州などの一部地域で強い雨が続いており、山津波、地質災害、都市部・農村部の浸水リスクが高まっている。検討評価を経て、国家水害・干ばつ対策総指揮部は2級の水害・干ばつ緊急時対応レベルを維持することを決定した。（編集KS）

「人民網日本語版」2020年8月20日