ミニ炊飯器にヨーグルトメーカー、小型家電が人気のわけは? (2)

人民網日本語版 2020年09月07日11:05

市場の活況がより多くの小型家電の誕生を促した。ここ数年、キッチン・バス・トイレやパーソナルケア、生活関連小型家電の新製品が次々登場している。たとえば老舗キッチンツールブランドの九陽が、最近はジューサーやノンフライヤー、フードプロセッサーなど一連の小型家電の新製品を発売した。九陽ECセンターの潘志峰製品運営ディレクターは、「サイズが小さく、見た目がよく、操作が簡単で、収納も楽なキッチン用小型家電がここ数年、大人気となり、使用する場面もどんどん広がって、キッチンからリビングへ、オフィスからホテルへ、家の中から旅行先へと広がっている。消費者の使用に際しての嗜好の変化に常に対応していきたい」と述べた。

ネットで人気の小型家電はなぜこれほど人気?

業界の専門家は、「ネットで人気の小型家電の流行は、現代の人々の暮らしの中で生まれた新しいニーズ、新しい変化によりよく応えるものだ」との見方を示した。

【速さと特定の用途】小型家電は特定の使用場面と特定の層に焦点を当てる。例えば多機能ホットプレートは、焼く、煮る、あぶる、炒める、蒸すなどの機能を一体化し、1人分から2人分の容量で、火を使えず、キッチンが狭い消費者にぴったりの商品だ。スチーマーは多くのメーカーから、携帯式やコードレス式、ダニ除去と殺菌消毒ができるもの、出張や旅行に持って行きやすいものなどが出ている。1人用の電気ランチボックスは、コンセントに差し込めばすぐに加熱でき、小型で持ち運びしやすく、サラリーマンにぴったりだ。ミニ洗濯機は、場所を取らず、十分な機能があり、賃貸で一人住まいの若者に合っている。

また、商品の種類がどんどん細分化している。キッチン家電の場合、これまでの電気炊飯器、電気ポットからホットサンドメーカー、電気マグ、豆乳メーカー、ミキサー、コーヒーメーカーへと細分化し、キッチンのあらゆる場面をほぼ網羅する。天猫(Tmall)のキッチン家電業界運営担当者の朱明■(王へんに旋)さんは、「ここからわかるのは、キッチン用品に対する人々のニーズは今や最も単純でベーシックな機能だけに限らなくなったこと、より専門的で多様な方向へと発展していることだ」と述べた。

【見た目がよく、雰囲気がある】商品のデザインがより重視されるようになった。たとえばある折りたたみ式スチーマーの場合、ブルーの丸みを帯びたデザインで、かわいらしいロボットのようにみえる。多くのブランドが外観によく知られたイメージキャラクターをあしらって、消費者の関心を呼ぼうとしている。

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