看護の思い…
はじめまして。看護師として柳州市工人病院(広西医科大学付属第四病院)呼吸器内科病棟に勤務し2ケ月が過ぎました。
現在病棟での活動は、同僚看護師達と一緒に、朝の環境整備、看護処置(創のガーゼ交換や酸素吸入の準備等)、検温を行うことです。ある看護師から環境整備は「3短5清」が大切であると教えていただきました。つまり「短」は髭や髪、爪を短くすること。「清」は清潔な環境を整えることで皮膚・髪の毛・口腔内・陰部・ベッドまわりのことです。患者さんの食事や身体拭き・排泄等、日本では看護師の仕事としてたくさん行ってきたことが、中国では付き添いの家族やフーゴン(護工;看護医療補助員)が主体となり行っています。家族がかかわることは患者さん自身が安心されることを思えば一番よいことかと思います。
私は日本で、患者さんの足浴を行うのが大好きでした。なかなかお風呂やシャワーに入れない患者さんに足浴を行うと、みるみるうちにバケツのお湯は垢が浮いてきます。汚れを落とす目的だけでなく、血行を良くしたりリラックス効果等1つの行為でいろんな相乗効果を期待して行います。患者さんは辛い治療や入院生活などによって疲れがたまりますので、患者さんから「気持ちいいね〜」と言葉が聞かれた時は、野球でいうとホームランを打った気になります。看護師は看護の専門的知識から患者さんのケアに関わらせていただいています。今は言葉を自由に使いこなせませんが、今後言葉の不自由なく家族の方と一緒に患者さんのケアができたらいいなと思っています。
人工呼吸器を装着している患者さんに声をかけると、私にも必ず「目で頷き」返答してくれます。同僚看護師達が別の患者さんに話かけると患者さんの表情がにこやかになる姿を時々みかけます。私といえば、患者さんに対し苦しい時に体を擦ってあげたり、恐怖感がある時にそばにいてあげたりいろいろな方法があるのにここ2ケ月は自分が喋ること聞き取ることにばかり自分中心に活動していたことに反省。それを思いださせてくれたのが1枚の絵でした。同じ病棟に勤務する見習い医師から私をイメージした可愛い絵をもらいました。勤務中、腕時計は患者さんの身体の向きをかえたりする時に、患者さんの皮膚に接触し邪魔になることが多い為、ストップウォッチを肩から下げているのですが、それもちゃんと描いてありました。こころにゆとりをもって患者さんや家族に接したい、この絵の女の子のように、ここ中国で白衣の天使になれたらいいなぁ・・・。
19年度1次隊 柳州市工人病院 看護師 大森未奈子