学生と私とバドミントン
私が広西壮族自治区桂林に来て、早1年と2ヶ月が過ぎた。
毎日、自分の担当する授業の準備や学生の宿題の添削など、何かと忙しく日々が過ぎていった。正直に言うと、仕事の中でどうしても納得いかないことや落ち込むこともある。そんな中で、私に笑いや喜びを与えてくれるのが学生たちの存在である。
授業はもちろん、その他の時間もいっしょにご飯を食べたり、遊びに行ったり、スポーツをしたりと、楽しい時間を過している。
特に、学生たちとバドミントンをするのは私が大好きなひとときである。休日の朝6時半頃から大勢の人々が体育館に集まり、真剣にバドミントンに取り組む姿は日本では見られなかったものである。そんな中でバドミントンをするのもいいが、やはり一番いいのは、暑い夏、大学学生寮のコートの中で日が落ちかけた青空の下、汗を流しながらのバドミントンである。授業が終わった学生たちが毎日のようにコートに集まる。はじめは知らなかったもの同士が「球友」(バドミントンをする友達)になり、「好球!」(ナイスショット!)と声を掛け合う。そして、少しでも上手になろうと切磋琢磨する。これまでスポーツに打ち込む楽しさを味わったことのなかった私にとって、この時間はなくてはならないものになっていた。
先日、よく私とダブルスを組む学生が、日本語科のスピーチ大会で「私とバドミントン」というスピーチを発表した。彼女もバドミントンに対する熱い想いを持ってくれていたことがとてもうれしかった。私たちは「もし中国人と日本人のペアの大会があったら、きっと私たちが優勝するんじゃないか。」などと冗談を言いながら、今も変わらずまっすぐバドミントンに取り組んでいる。
桂林での残りの生活でも学生たちとのこうした時間を大切にしながら、過していきたい。
17年度2次隊 広西師範大学 日本語教師 木佐貫麻美