初めての国内旅行 〜植林活動を体験して〜

 中国に来て3ヶ月が経過しました。初めての国内旅行として、私は4月14・15日に内モンゴル自治区オルドス市オクト旗で行なわれた植林活動に参加させていただきました。

 日本にいる時から、私の任地でもある内モンゴル自治区は砂漠問題が深刻であることを聞いていましたが、赴任の時、烏海市に行くまでに実際に飛行機から見えた一面砂漠の景色は衝撃的であり、そこで機会があればぜひ植林活動に参加してみたいという気持ちが強くなりました。

 今回の活動は、現地の人々と日本人参加者(17名)が一緒に植林を行うというものでした。ポプラとヤンチャイを植えたのですが、私は現地の人が手際よく穴を掘ったところにポプラの木を植えていく作業をしました。砂漠なので一見水気が全く無いように見えますが、少し穴を掘ってみると湿った土が出てきます。とても意外に感じました。木を植えるだけで、土も元気になっていくそうです。また、今年より現地の人々が収入を得られるようにするため、カシミヤの原料なるヤギを飼い始めていました。家畜方法も放牧ではなく柵をつくり決められた場所のみにしたり、餌である草も刈って与えるだけでも、草を根まで食べてしまうのを防ぐことが出来るので、砂漠化を防ぐことが出来るそうです。少しの工夫で、緑を守ることが出来ることも知りました。

 現地との人々との交流も盛んでした。モンゴル族の人が多く、モンゴル語も飛び交っていましたが、とても友好的であり、オクト旗に到着したその日から、たくさんの料理と白酒をたくさんいただきました。オルドスでは1回の乾杯で3杯の白酒が出てきます!酔っ払ってしまう人も続出でした。

 2日目(15日)は、昨日以上に風が強く、寒い天気となりました。砂嵐状態の中、植林活動場所に向かいましたが、道が砂で埋まってしまい、バスでは進めないため残念ながら中止となってしまいました。来た道もすでに砂で埋まってしまっていて、座っていても飛び跳ねてしまうくらいバスはとても激しく揺れ、引き返すのも大変でした。2度ほど、バスが動かなくなってしまい、みんなでバスを押しました!これも日本では体験できない貴重な体験だったと思います。

 この植林活動を通して、砂漠の現状や植林活動の取り組みを実際に見て・体験することができ、とても有意義な時間が過ごせました。また、私にとっては、現地の人々ばかりではなく、同じ協力隊員を始め、日本人の方々ともいろいろな話ができ、交流できたこともとてもうれしかったです。

 今回植えた木がどのように成長していくのか、砂漠がどのように変化していくのか楽しみです。機会があればまた参加したいと思います。

 緑が増え、現地の人々の生活もより豊かになることを心より祈っています。

18年度2次隊 内蒙古自治区烏海市櫻花病院 理学療法士 淺野 未来