外から見た中国

今年の7月22日〜29日に、任国外旅行としてモンゴルへ一週間行ってきました。
モンゴルと言えば、やはり思い描くのは「草原・青い空・遊牧」といったイメージではないでしょうか。実は、私自身もそのイメージを頭の中に描いて行ったのですが・・実際に目にしたモンゴルの景色は、そんな想像を遥かに超える美しさ!あまりにも青く広大な空と、どこまでも続く緑の草原。思わず時間の経つのも忘れて、見入ってしまうほど。

さて、今回はそんなモンゴルから、自分の任国(つまり中国)を離れて初めて気がついたことを幾つか紹介します。

@トイレの清潔度
最近はずいぶん改善されてきたものの悪名高き中国のトイレ。ドアなし、しきりなしのいわゆるニーハオトイレなどはまだかわいい方。中には「ここでするぐらいなら外でした方がまだマシ!」というぐらいのものもあり・・。
ところが、一方のモンゴル。トイレが、美しい!どんな小さな町のトイレでも、しっかり掃除されていて、ごみもほとんど落ちていない・・。
うーむ、これも両国の文化の違い?

ちなみに、モンゴルからの旅行者が中国のトイレを見た時のこと。
モ:「中国のトイレって、あり得ない!何でこれで平気なの?」
中:「じゃあ、モンゴルはどうなの?」
モ:「きれいだよ!だって、モンゴルは大草原の青空トイレだから。」
なるほど・・。

A言葉の大切さ
今回の旅行では、モンゴル語の堪能な友人がずっとアテンドをしてくれました。おかげで旅は順調そのもの!
しかし、悲しいのは遊牧民のゲルにお邪魔した時や、ゲストハウスの子どもたちと遊んでいる時。私一人では、相手が何を言っているのか全く分からない!結局、毎回毎回身振り手振りに大げさな演技を交えて会話(?)をするのですが・・やはり大変でした。
もちろん、中国でもこのように言葉の壁に苦しむことは多々あります。しかし、それでも伊達にこの国で一年暮らしていた訳ではありません。中国に帰ってきて空港に降り立った瞬間、周りの話が聞き取れるようになった時の喜びは、ひとしお!「言葉が通じる」ということの素晴らしさを、改めて痛感しました。

Bモノの豊富さ
衣料品・食料品・日用品などなど、今回モンゴルで見かけたものの多くが、中国を始めとする諸外国から流れてきたものでした。確かに、スーパーへ行っても目に入るのは外国製品の数々。それでも、やはり中国と比べると格段に品数は少ない・・。しかし友人曰く、「これでも十分モノが揃ってるほう」とか。
今や「ないものはない!」と言われる中国市場。よく「品質に問題がある」などとは言うけれど、私が実際中国に生活していて、物資の面で不自由したことはほとんどありません。経済大国へ向かって、着々と歩みを進める中国。その足取りを、こんなところにもひしひしと感じました。

今回の旅行の何よりの収穫は、「中国という国を、外から客観的に見れたこと」だと思います。この国に暮らしてはや一年。既に日常の一部として、当たり前になってしまった多くのことを、また改めて新しい視点で見直すことができました。残り任期も、あと1年。日常に埋もれがちな小さな一つ一つのことを、常に客観的に見る目を大切にしていこうと思います。

平成17年度1次隊 吉林市朝鮮族中学 日本語教師 山本晋也