埼玉県立和光国際高等学校との交流会に参加して

 10月18日北京事務所にて、JICA−net(TV会議システム)を利用した埼玉県立和光国際高校との交流会に、飯牟礼浩一隊員(湖南省・日本語教師)と共に参加しました。ODA民間モニターに参加して中国に来られた和光国際高校の先生が協力隊の活動に興味を持たれ、そこからこの交流会の話が持ち上がったとのことです。和光国際高校の学生が想像する中国は、北京や上海など発展した中国であって、その発展した中国になぜ援助が必要なのか、何が問題になっているのか、まだ発展がされてない地方での生活の紹介をしてほしい、との依頼でした。

 交流会は和光国際学校の授業時間中に設定され、高校2・3年生の各クラスが対象で、全部で3回、うち1回は90分間、2回は50分間で行われ、我々隊員がまず1人ずつ話をしたあとで、後質疑応答という形を取りました。話す内容を長めに考えてきたため、50分の授業の方は時間を短縮しなければならず、私達の伝えたいことがきちんと伝わるかどうか心配でした。交流会への参加を二つ返事で承諾してしまったものの、予想以上に責任ある立場であることが後でわかり、正直とても緊張していました。

 10月18日交流会当日、初めはJICA−netがうまく繋がらないというトラブルもありましたが、何とか無事に開始。交流会では、飯牟礼さんはパワーポイントを、私は写真を使い、任地や活動内容の紹介、日常生活(例えば食料市場、トイレ事情、交通事情など)、そして中国の抱える問題などについて話しました。私の任地は小さな町で、町の周辺は農村地帯であるため、写真を見せて中国の発展した地方との違いを、また看護師隊員として中国の医療事情についても少し紹介しました。学生さん達は、中国の生活習慣に興味をもったようで、一番反応がよかったように思います。心配していた50分の授業の方では、予想通り時間が足りなくなってしまいましたが、写真を利用したことで、大分理解の助けになったように思います。

 質疑応答では、予想通り反日運動のことや、中国と日本との関係についての質問がありました。やはり、学生さん達も気になることなのでしょう。交流会実施の前と後で、学生さん達の中国に対するイメージが変わったのか、またどう変わったのか、中国に対してどう感じたのかが大変気になりましたが、先生方がアンケートをまとめたものを後から送ってくださるというので楽しみです。また、和光国際高校ではこれから中国人との交流会が予定されていて、更にまた中国の事を考える機会があるそうです。今回、日本の学生さん達が中国のことを考える機会に私も関わることができたのは、ちょっと誇らしくもあり、また自分にとってもよい経験となりました。

 最後に、この交流会に携わった埼玉県立和光国際学校の関係者の皆様や、JICA事務所の関係者の皆様、私にこの交流会参加の機会をくださったことに感謝いたします。

平成16年度3次隊 広西壮族自治区防城港市人民医院 看護師 小鷹里美