中日看護学会までの長い道のり 〜みんなお疲れさーーん!!〜
9月17日からの3日間中日看護学会が江蘇省蘇州市で開かれ、中国看護師隊員が参加しました。この中日看護学会は中国と日本の看護協会が共同で開催するもので、今年で10回目を迎え、過去の中国看護師隊員も参加したことのある学会です。
この学会に参加しようと決まったのは、去年8月に湖北省荊州市で看護師隊員が配属先の同僚と共同で開いた日中看護学術交流会の時で、書く論文の内容はこの交流会についてでした。交流会終了後から始まった論文内容の検討、論文で使う分析方法など話し合いには長い時間を要しました。中国協力隊員は広大な中国の各地に散らばっており、みんなで集まって話し合うことが難しく、話し合いはすべてE-Mailでのやりとりで、毎日看護師隊員からのメールでいっぱいの時期もありました。論文で使う分析方法については各人がやったものを1つにまとめるのには限界があると判断し、貴州省に数人の隊員が出張として集合し話し合いが行なわれたこともありました。E-Mailでのやりとりだけでは、文章から相手の伝えたいことを読み取ることも難しく、また一人一人に考え方があり、それらをまとめることが大変なことも多々ありました。これらを通して、みんなで論文を書き上げ1つのものを作り上げる難しさを知りました。そのため、論文抄録が通った時の驚きと喜び、そして論文を書き上げ日本看護協会へ論文を提出し終わった後の安堵感は、これらの過程があったからこそ心から感じていました。
論文を提出して学会に参加するまでの期間中もみんなと協力し多くの準備を経て臨んだ学会。みんながそれぞれの想いを抱えての学会で、大成功に終わったことは自分達へのなによりのご褒美だったと思っています。そして学会参加によって中国看護師隊員の活動を中国と日本の看護師たちに広く知ってもらえたことはすばらしいものだったと感じています。また去年交流会に参加した配属先の同僚達も今回参加でき、彼女達も今回の学会で得られたものが大きかったと感想で残してくれたことは、一緒になってやってきた私達隊員にとって十分な言葉でした。個人的には、去年の交流会にも参加しての活動だったのもあり、本当の意味での交流会も終わったのだと、長い長い道のりがここでようやく一区切りついたのだと思い、今は達成感でいっぱいです。
今回学会の論文をまとめる役を引き受け、E-Mailだけでのやりとりで苦労したことが多々ありましたが、それでもみんなで協力して作り上げ論文発表が成功した今、みんなに向かって、そして自分に向かっても“お疲れさーーん!!”と声を大にして言いたいです。
今回の学会参加に関してご協力頂いた中国事務所の方々、参加者の所属先の皆様に心より感謝します。
16年度3次隊 広西防城港市人民医院 看護師隊員 小鷹里美