シニア海外ボランティアの活動を終えて
私は2006年10月から2008年10月7日まで、企業診断士として広西生産力促進センター(広西壮族自治区南寧市)外聯培訓部に配属され、中小企業の振興およびその生産性向上のために人材育成や企業診断などを行ってきました。嬉しくも、この活動は柳州新聞、広西科技信息網、桂林電視台、北海電視台、南寧科技網などの各種メディアでも紹介されました。
やってきたことのすべては、@5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)APDCA(Plan, Do, Check, Action)に集約されます。
誰でも知っている、非常にシンプルで、当たり前の概念です。しかし、人、物、金、情報といった経営資源の脆弱な日本を含むおそらく世界中の中小企業にとっては、このあたりまえのことができていない場合が多いのです。広西企業を15社近く訪問しましたが、やはり中国も例外ではありませんでした。
これまで、私自身難解なMBAの横文字用語を振りかざして、枝葉末節にこだわり、いいくるめてきたところもあると反省していますが、まずはこの二つの基本的なことをしっかりとシステムとして確立することが中小企業振興およびその生産性の向上にとって重要なのではないかと今、確信しています。
さらには、2年間の広西での活動で中国企業や配属先の皆さんから「攻めの経営」からくるエネルギーとパワーをいただいたおかげで、「やっぱりこの仕事はおもしろいな」と改めて思うようになりました。
今後は、中国での貴重な経験を活かし、自分の専門分野にさらに磨きをかけ、微力ながら日本の中小企業の振興に役立てればと考えています。(2008年11月)
シニア海外ボランティア 広西壮族自治区広西生産力促進センター・企業診断士 須賀俊幸