北京マラソン完走!!

 中国に派遣されて3ヶ月と少し。自分の考えていた世界とは違うものにとまどい、正直活動もうまくいってるとは言えない状況。こんな感じでいいのかな?

 そんななか北京国際マラソンの存在を知りました。

 僕は小さい頃から体を動かすことが好きで、走ることも嫌いじゃなかった。またフルマラソンを走ってみたいという夢もあったので参加してみようと思いました。

 活動とは関係ないけども自分の気持ちの切り替えになればいいと思いながら日々走って練習しました。「俺ね今度フルマラソンに参加するんよね。」そんなことを友達や親に話すと応援してくれた。

 毎日自分の理想とはかけ離れた活動内容。思いをうまく伝えられない自分の語学力への苛立ち。そんなことを1日のうち少しでも忘れられ、いろんなことを考えられる時間、それが日々のマラソンの練習だった。おかげで毎日気持ちをリセットできて毎日を迎えられた。

 マラソン本番前日。変わらず走りに行った。そのとき、マラソンが終われば自分の夢がかなうけどこれからの活動への気持ちはどうなるのかな?って不安になった。

 別に走る必要もなくなる。

 そんななか迎えたマラソン当日。本当にたくさんの人があふれかえってるスタート地点に。完走できるかわからない不安でいっぱいだった。いざスタートすると不安もなくなり淡々と前へ進む。途中苦しいときもあったけど沿道ではたくさんの人が見に来て応援してくれた。各国からのたくさんの参加者もあって、いろんな人がいて楽しかった。走ってるときいろんなことを考えた。

 僕が一生懸命走ってると応援してくれる。
 応援してくれると頑張れる。
 活動でもきっと同じだろう。
 僕が一生懸命伝えようとすればきっといつかわかってくれるんじゃないか?
 応援してくれるんじゃないか?
 もっと助けてくれるんじゃないか?
 そう思うともういいやってあきらめていた自分がいたような気がした。

 たった3ヶ月たらずで自分の思い通りいかないだけでわがままばっかり言ってたような気がした。自然とこれからどういうふうに考えてやっていこうかっていうのが見えてきた。

 もっと積極的に取り組んでみてみよう。

 それでもっといろんな角度から物事を見てみよう。

 いつのまにか切羽詰った状況を自分で作っていることに気づきました。今の活動だけじゃなく、これから先も気分転換は必要だなと思うことができました。ゆっくりといろんなことを考えられた貴重な42,195キロでした。

 フルマラソンという過酷な挑戦を終えたにも関わらずこうして今も元気に毎日任地で活動できています。それも僕自身が健康であるからだと思います。

 いつも心を支えてくれてる周りの人たちに感謝してます。

 また健康な体で生んで育ててくれた両親にも感謝してます。

 謝謝。(2008年11月)

20年度1次隊 河北省保定市第四中学 野球教師 岩崎光亮