夏休み旅行市場が回復中 ホテルは不足気味で宿泊料金高騰
ホテルの宿泊料金高騰の話題がこのほど検索トレンド入りしていた。北京に旅行に来た観光客は、「3年前に泊まったホテルは300元(1元は約20.0円)あまりだったのが、今は700元近くまで値上がりしている」と話した。携程旅行網のデータでは、2023年の夏休み期間に北京のホテルの平均宿泊料金は前年同期比59%値上がりし、19年同期に比べると51%値上がりしている。
中国観光研究院の予測では、6月、7月、8月の3ヶ月間の国内観光客数は延べ18億5400万人に達して、通年の国内観光旅行客の28.11%を占める。国内観光収入は1兆2000億元に達して、通年の国内観光収入の27.46%を占めるという。
7月25日現在、Qunar.Comのプラットフォームでは夏休みシーズンの北京行きの航空券予約件数が19年同期比30%増加し、北京地区の同シーズンのホテル予約件数は19年同期比150%増加した。
専門家の分析によれば、3年間に及ぶ旅行市場の停滞で蓄積されたニーズが、今年の夏休み期間に大きく顕在化しており、市場ニーズの伸びがホテル宿泊料金の高騰をもたらしたという。
伸び続ける移動・旅行ニーズを受けて、ホテル産業の業績はかなり好調だ。このほど各社が発表した上半期決算・予告によると、漢庭酒店、橘子、全季酒店などのホテルブランドを擁する華住集団は、上半期に5億元から5億5000万元の利益を達成する見込みだ。莫泰や首旅如家などのホテルブランドを抱える北京首旅酒店集団は、上半期の純利益が約2億6000万元から3億元に達し、赤字から黒字への転換を急速に遂げたとみられる。傘下に錦江都城、7天、錦江之星などのホテルブランドを擁する錦江酒店は第1四半期(1-3月)の営業利益が29億元を超えて、経営状態が急速に改善し、黒字に転換した。ホテル宿泊料金の高騰を受けて、華住、錦江之星、首旅如家などのホテルは業績が倍増した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年8月14日
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