国連人権理事会特別報告者、日本の原発汚染水海洋放出への注視を呼びかけ

人民網日本語版 2023年09月20日14:13

第54回国連人権理事会は19日、「有害物質及び廃棄物の管理と処分の人権に対する影響」に関する特別報告者との対話会合を開いた。中国代表は、日本による原発汚染水の海洋放出が人権侵害であるとの批判を続け、大きな反響を呼んだ。特別報告者は対話の中で、日本による原発汚染水の海洋放出問題への注視を国際社会に呼びかけた。新華社が伝えた。

特別報告者は「たとえ低放射線量の原発汚染水でも、大量の海洋放出後には生態系に予測不能な重大な結果をもたらすことを、研究は示している。国際社会は日本による原発汚染水の海洋放出問題を注視すべきであり、既存の原発汚染水の海洋放出に関する国際安全基準の更新が急務だ」と指摘。人権理事会から任命された特別な専門家として、引き続きこの問題を強く注視する考えを示した。

サモアと朝鮮の代表は発言の中で、日本による原発汚染水の海洋放出は海洋生物の多様性や発展途上の小島嶼国の食糧安全保障を深刻に脅かし、太平洋沿岸諸国、さらには全世界の人々の人権を侵害すると指摘し、国際社会に対して、日本による原発汚染水の海洋放出に共同で反対するよう呼びかけた。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年9月20日

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